眠気を促す薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…
主な医薬品とその作用 第68問
眠気を促す薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬は、一時的な睡眠障害(寝つきが悪い、眠りが浅い)の緩和に用いられる。b 抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬は、目が覚めたあとも、注意力の低下や寝ぼけ様症状、判断力の低下等の一時的な意識障害、めまい、倦怠感を起こすことがあるので注意が必要である。c ブロモバレリル尿素を含有する睡眠改善薬は、妊婦又は妊娠していると思われる女性に使用できる。d 抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬は、15歳未満の小児に使用できる。
- (1)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 正
- (2)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (3)a: 誤 b: 誤 c: 誤 d: 正
- (4)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
- (5)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
正答 (2)
正答は (2)。(a)(b)が正しく、(c)(d)が誤りです。
【(a)正しい ―― 適用は一時的な睡眠障害に限られます】
抗ヒスタミン成分(ジフェンヒドラミン塩酸塩)を含有する睡眠改善薬は、一時的な睡眠障害(寝つきが悪い、眠りが浅い)の緩和に用いられます。慢性的な不眠症状や、医療機関で不眠症の診断を受けている人には使用できません。ここは販売時の確認事項として重要です。
【なぜ抗ヒスタミン成分で眠くなるのか】
脳内におけるヒスタミンは、覚醒の維持や調節を行う働きを担っています。抗ヒスタミン成分がこの働きを妨げることで、眠気が促されます。花粉症の薬で眠くなるのも同じ仕組みです。
解説の続きをみる続きを閉じる
【(b)正しい ―― 翌朝以降にも影響が残ります】
抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬では、目が覚めたあとも、注意力の低下や寝ぼけ様症状、判断力の低下等の一時的な意識障害、めまい、倦怠感を起こすことがあります。服用後は乗物や機械類の運転操作を避けるよう必ず伝えてください。
【(c)が誤り ―― 妊婦には使用できません】
ブロモバレリル尿素は、胎児に障害を引き起こす可能性があるため、妊婦または妊娠していると思われる女性は使用を避けることとされています。問56で確認したとおり、ブロモバレリル尿素は依存性もあり、濫用等のおそれのある医薬品にも指定されています。
【(d)が誤り ―― 15歳未満の小児には使用できません】
抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬は、15歳未満の小児では使用を避けます。小児では、神経過敏や興奮といった大人と逆の反応(奇異反応)が現れることがあるためです。小児の夜泣きには、問71で扱う漢方処方製剤や生薬製剤が用いられます。
【関連する注意点】
このほか、次の点も押さえておいてください。
飲酒との併用 …… 避ける。作用が強く現れるおそれがある
入眠改善の目的で医療用の睡眠薬と併用 …… しない
妊娠中のつわりによる不眠 …… 睡眠改善薬の適用対象ではない
出典:登録販売者試験 令和3年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は愛媛県の見解ではありません。内容について、愛媛県へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「主な医薬品とその作用」のほかの問題
- 令和5年度 第88問一般的な創傷への対応及び殺菌消毒薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
- 令和6年度 第74問腸に作用する薬の成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- 令和6年度 第100問一般用検査薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
- 令和7年度 第86問内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせは
- 令和4年度 第72問胃に作用する薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- 令和4年度 第98問殺虫剤の配合成分とその作用機序に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
スポンサーリンク

