浣腸薬及びその配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。…
主な医薬品とその作用 第80問
浣腸薬及びその配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)便秘の場合に排便を促すことを目的として、直腸内に適用される医薬品である。
- (2)注入剤を使用する場合は、薬液の放出部を肛門に差し込み、薬液だまりの部分を絞って、薬液を押し込むように注入する。
- (3)グリセリンは血管修復作用を示すため、グリセリンが配合された浣腸薬は、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血している場合にしばしば使用される。
- (4)腹痛が著しい場合や便秘に伴って吐きけや嘔吐が現れた場合には、急性腹症の可能性があり、浣腸薬の配合成分の刺激によってその症状を悪化させるおそれがある。
正答 (3)
正答は (3)。誤っているのはこれです。
【(3) 誤り ―― 出血しているときは使用を避けるべき成分です】
グリセリンが配合された浣腸薬が、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用されると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こす、また、腎不全を起こすおそれがあります。そのため、痔出血の症状がある人では、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師等に相談がなされるべきです。グリセリンに「血管修復作用」があるわけではありません。グリセリンは、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果を期待して用いられます。
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【ほかの選択肢】
(1) 正しい。浣腸薬は、便秘の場合に排便を促すことを目的として、直腸内に適用される医薬品です。
(2) 正しい。注入剤は、薬液の放出部を肛門に差し込み、薬液だまりの部分を絞って、薬液を押し込むように注入します。注入するときはゆっくりと押し込み、注入後すぐに排便を試みると薬液のみが排出されて効果が十分得られないことから、便意が強まるまでしばらく我慢します。
(4) 正しい。腹痛が著しい場合や便秘に伴って吐きけや嘔吐が現れた場合には、急性腹症の可能性があり、浣腸薬の配合成分の刺激によってその症状を悪化させるおそれがあります。
出典:登録販売者試験 令和3年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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