一般用医薬品として使用される漢方処方製剤に関する記述のうち、正しいものはどれか。…
主な医薬品とその作用 第97問
一般用医薬品として使用される漢方処方製剤に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)漢方処方製剤を利用する場合、患者の「証」に合った漢方処方が選択されれば効果が期待でき、合わない漢方処方が選択されたとしても、副作用は招きにくいとされている。
- (2)漢方処方製剤の使用においても、腸間膜静脈硬化症のような重篤な副作用が起きることがある。
- (3)漢方処方を構成する生薬には、複数の処方で共通しているものがあり、同じ生薬成分を含む漢方処方製剤を併用した方が効果が高く、副作用のおそれもない。
- (4)漢方処方製剤には、医療用医薬品と相互作用を示すものはない。
正答 (2)
正答は (2)。正しいのはこれです。
【(2) 正しい】
漢方処方製剤でも、間質性肺炎や肝機能障害のような重篤な副作用が起きることがあります。例えば、加味逍遙散、辛夷清肺湯、黄連解毒湯などでは、まれに重篤な副作用として腸間膜静脈硬化症が現れることが知られています。
【ほかの選択肢】
(1) 誤り。患者の「証」に合った漢方処方が選択されれば効果が期待できますが、合わないものが選択された場合には、効果が得られないばかりでなく、副作用を生じやすくなります。
(3) 誤り。漢方処方を構成する生薬には複数の処方で共通しているものもあり、同じ生薬を含む漢方処方製剤が併用された場合、作用が強く現れたり、副作用を生じやすくなるおそれがあります。
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(4) 誤り。小柴胡湯とインターフェロン製剤の相互作用のように、医療用医薬品との相互作用も知られています。医師の治療を受けている人では、使用の可否について医師又は薬剤師に相談するよう説明することが重要です。
【関連】
一般の生活者においては、「漢方薬はすべからく作用が穏やかで、副作用が少ない」などという誤った認識がなされていることがあります。この思い込みを否定する選択肢がよく出題されます。
出典:登録販売者試験 令和3年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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