呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…
人体の働きと医薬品 第38問
呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 喘息は、原因となる医薬品の使用後、短時間(1時間以内)のうちに鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳、喘鳴及び呼吸困難を生じるものである。b 間質性肺炎は、一般的に、医薬品の使用開始から1~2時間程度で起きることが多い。c 間質性肺炎は、症状が一過性に現れ、自然と回復することもあるが、悪化すると肺線維症に移行することがある。d 喘息は、合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。
- (1)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (2)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (3)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 正
- (4)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (5)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
正答 (1)
正答は (1)。(a)(c)(d)が正しく、(b)が誤りです。
【(a)正しい ―― 喘息の起こり方】
医薬品による喘息は、原因となる医薬品の使用後、短時間(1時間以内)のうちに鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳、喘鳴(ぜん鳴)および呼吸困難を生じます。これらの症状は、時間とともに悪化し、顔面の紅潮や目の充血、吐きけ、腹痛、下痢等を伴うこともあります。
【喘息を起こしやすい人】
アスピリン喘息と呼ばれ、次のような人で生じやすいとされています。
鼻の疾患(慢性副鼻腔炎、鼻茸等)がある人
成人になってから喘息を発症した人
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これまでに医薬品で喘息を起こしたことがある人
アスピリン特有の副作用ではなく、他の解熱鎮痛成分でも生じることがある点も重要です。また、内服薬だけでなく、坐薬や外用薬(貼付剤等)でも生じることがあります。
【(b)が誤り ―― 「1から2時間」ではなく「1から2週間」です】
間質性肺炎は、一般的に、医薬品の使用開始から1から2週間程度で起きることが多いとされます。設問は「1から2時間程度」としている点が誤りです。時間の単位が違うだけの書き換えですので、注意して読んでください。
【間質性肺炎の症状】
息切れ、息苦しさ …… 階段を上ったり、少し無理をしたりしたときに起こる
空咳(痰の出ない咳)
発熱
かぜや気管支炎の症状と区別が難しい点が問題になります。通常の肺炎が気管支や肺胞に細菌が感染して起こるのに対し、間質性肺炎は間質(肺胞と毛細血管を取り囲む組織)が炎症を起こすものです。
【(c)正しい ―― 経過】
間質性肺炎は、症状が一過性に現れ、自然と回復することもありますが、悪化すると肺線維症に移行することがあります。
【(d)正しい ―― 喘息の経過】
喘息は、合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解します。ただし、一度起こしたことのある人は再発するため、その医薬品を使用してはいけません。
出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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