解熱鎮痛成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第65問

解熱鎮痛成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a アスピリンは、ピリン系と呼ばれる解熱鎮痛成分であり、ショック等の重篤な副作用のほか、ピリン疹とよばれる薬疹が現れることがある。b エテンザミドは、痛みの発生を抑える働きが作用の中心となっている他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強い。c アセトアミノフェンは、他の解熱鎮痛成分に比べ、胃腸障害を起こしやすく、空腹時には服用しないこととされている。d イブプロフェンは、アスピリン等に比べて胃腸への悪影響が少なく、一般用医薬品においても15 歳未満の小児に使用することができる。

正答 (5)
正答は (5)。正しいのは(b)だけです。 【(a)が誤り ―― アスピリンはピリン系ではありません】 アスピリンはピリン系ではありません。一般用医薬品における唯一のピリン系解熱鎮痛成分は、イソプロピルアンチピリンです。ピリン疹と呼ばれる薬疹が現れるのは、このピリン系成分によるものです。名前が似ているだけに、最も引っかかりやすい出題です。 【アスピリンの特徴を確認します】 サリチル酸系の解熱鎮痛成分 血液を凝固しにくくさせる作用がある 出産予定日12週間以内の使用は避ける 15歳未満の小児には使用しない(ライ症候群)
解説の続きをみる続きを閉じる
胃腸障害(胃潰瘍、胃出血)が起こりやすい アスピリンアルミニウムは、胃粘膜への悪影響を減らしたもの 【(b)正しい ―― エテンザミドの特徴】 エテンザミドは、痛みの発生を抑える働きが作用の中心となっている他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強いとされています。そのため、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合されることが多い成分です。アセトアミノフェン、カフェイン、エテンザミドの組み合わせをACE処方と呼びます。 【(c)が誤り ―― アセトアミノフェンは胃腸障害が少ない】 アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらし、末梢における抗炎症作用は期待できません。そのぶん、胃腸障害は比較的少なく、空腹時に服用できる製品もあります。設問は「胃腸障害を起こしやすく、空腹時には服用しない」と逆に書かれています。なお、アセトアミノフェンの重篤な副作用として肝機能障害がありますので、定められた用量を超えないこと、アルコールと併用しないことが大切です。 【(d)が誤り ―― イブプロフェンは15歳未満不可】 イブプロフェンは、アスピリン等に比べて胃腸への悪影響が少ないとされている点は正しいのですが、一般用医薬品では15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用しないこととされています。「使用することができる」という記述が誤りです。 【イブプロフェンの注意点】 胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病の診断を受けた人 …… 再発を招くおそれ 全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病 …… 無菌性髄膜炎の副作用が現れやすい 出産予定日12週間以内 …… 使用を避ける 腎障害 …… プロスタグランジン産生抑制により腎血流量が減少

出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は愛媛県の見解ではありません。内容について、愛媛県へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「主な医薬品とその作用」のほかの問題

  1. 令和5年度 第85問点鼻薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
  2. 令和6年度 第71問胃の不調及び胃腸に作用する薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
  3. 令和6年度 第97問殺菌消毒成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
  4. 令和7年度 第83問月経及び婦人薬の適用対象となる体質・症状に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれ
  5. 令和3年度 第69問カフェインに関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
  6. 令和3年度 第95問禁煙及び禁煙補助剤に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク