解熱鎮痛薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…
主な医薬品とその作用 第62問
解熱鎮痛薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。a イブプロフェンは、一般用医薬品においては、15 歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用してはならない。b ボウイは、フトミミズ科のPheretima aspergillum Perrier 又はその近縁動物の内部を除いたものを基原とする生薬で、古くから「熱さまし」として用いられてきた。c アスピリンは、他の解熱鎮痛成分に比較して胃腸障害を起こしやすく、アスピリンアルミニウム等として胃粘膜への悪影響の軽減を図っている製品もある。d シャクヤクは、ボタン科のシャクヤクの根を基原とする生薬で、鎮静作用を示すが、内臓の痛みには効果がない。
- (1)(a,b)
- (2)(a,c)
- (3)(a,d)
- (4)(b,c)
- (5)(b,d)
正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(c)の2つです。
【(a)正しい ―― イブプロフェンと15歳未満】
イブプロフェンは、一般用医薬品においては、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用してはならないとされています。「いかなる場合も」という強い書き方ですが、これが正しい内容です。
【イブプロフェンの注意点】
胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病の診断を受けた人 …… 再発を招くおそれ
全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病 ……
無菌性髄膜炎の副作用が現れやすい
出産予定日12週以内の妊婦 …… 使用しない
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腎障害 …… プロスタグランジン産生抑制により腎血流量が減少
【(b)が誤り ―― これは「ジリュウ」の説明です】
フトミミズ科のミミズやその近縁動物の内部を除いたものを基原とする生薬で、古くから「熱さまし」として用いられてきたのはジリュウです。ボウイは、ツヅラフジ科のオオツヅラフジの蔓性の茎および根茎を基原とする生薬で、鎮痛、尿量増加(利尿)等の作用を期待して用いられます。生薬は基原(何から作られるか)と作用をセットで覚えてください。
【解熱鎮痛薬に配合される主な生薬】
ジリュウ …… フトミミズ科のミミズ等。解熱。
「熱さまし」として用いられてきた
ボウイ …… ツヅラフジ科のオオツヅラフジ。鎮痛、利尿
シャクヤク …… ボタン科のシャクヤクの根。鎮痛鎮痙、鎮静
ボウフウ …… セリ科の植物の根および根茎。発汗、解熱、鎮痛
ショウキョウ …… ショウガ科のショウガの根茎。発汗、健胃
カンゾウ …… 抗炎症。偽アルドステロン症に注意
ケイヒ …… クスノキ科の樹皮。発汗、解熱
【(c)正しい ―― アスピリンと胃腸障害】
アスピリンは、他の解熱鎮痛成分に比較して胃腸障害を起こしやすく、アスピリンアルミニウム等として胃粘膜への悪影響の軽減を図っている製品もあります。
【(d)が誤り ―― 内臓の痛みにも用いられます】
シャクヤクは、ボタン科のシャクヤクの根を基原とする生薬で、鎮痛鎮痙作用、鎮静作用を示し、内臓の痛みにも用いられます。「内臓の痛みには効果がない」という記述が誤りです。芍薬甘草湯がこむらがえりや腹痛に用いられることからも、内臓の痛みに効くことが分かります。
出典:登録販売者試験 令和5年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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