鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤に関する記述のうち、正しいものはどれか。…
主な医薬品とその作用 第65問
鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)芍薬甘草湯は、体力に関わらず使用でき、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり等に適すとされ、長期間の服用が推奨される。
- (2)薏苡仁湯は、体力中等度で、関節や筋肉のはれや痛みがあるものの関節痛等に適すとされ、構成生薬としてカンゾウ及びマオウを含む。
- (3)釣藤散は、体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがあるものの慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のあるものに適すとされ、胃腸虚弱で冷え症の人にも向いている。
- (4)呉茱萸湯は、体力中等度以下で、手足が冷えて肩がこり、ときにみぞおちが膨満するものの頭痛等に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。
正答 (2)
正答は (2)。正しいのはこれです。
【(2) 薏苡仁湯 正しい】
薏苡仁湯は、体力中等度で、関節や筋肉のはれや痛みがあるものの関節痛、筋肉痛、神経痛に適すとされます。鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤のうち、呉茱萸湯以外はいずれもカンゾウを含んでおり、薏苡仁湯はさらにマオウも含みます。悪心・嘔吐、胃部不快感等の副作用が現れやすい等の理由で、体の虚弱な人、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人には不向きとされます。
【ほかの選択肢】
(1) 誤り。芍薬甘草湯は、体力に関わらず使用でき、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛に適すとされますが、症状があるときのみの服用にとどめ、連用は避けることとされています。「長期間の服用が推奨される」が誤りです。
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(3) 誤り。釣藤散は、前半の記述は正しいのですが、消化器系の副作用(食欲不振、胃部不快感等)が現れやすい等の理由で、胃腸虚弱で冷え症の人には不向きとされています。
(4) 誤り。呉茱萸湯は、体力中等度以下で、手足が冷えて肩がこり、ときにみぞおちが膨満するものの頭痛、頭痛に伴う吐きけ・嘔吐、しゃっくりに適すとされますが、鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤の中で唯一、カンゾウを含みません。
【覚え方】
鎮痛の漢方のうち「カンゾウを含まない=呉茱萸湯」「長期連用しない=芍薬甘草湯」の2つは、例外として押さえておきましょう。
出典:登録販売者試験 令和7年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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