次の1~5で示される成分を含む一般用医薬品の、添付文書の「してはいけないこと」の項目欄において、吸収増大による精神神経系…
医薬品の適正使用と安全対策 第117問
次の1~5で示される成分を含む一般用医薬品の、添付文書の「してはいけないこと」の項目欄において、吸収増大による精神神経系障害が生じるおそれがあるため、「服用前後は飲酒しないこと」と記載されているものはどれか。
- (1)オキセサゼイン
- (2)カフェイン
- (3)ヒマシ油
- (4)次硝酸ビスマス
- (5)タンニン酸アルブミン
正答 (4)
正答は (4)。該当するのは次硝酸ビスマスです。
【(4) 正しい ―― 次硝酸ビスマス】
次硝酸ビスマス、次没食子酸ビスマス等のビスマスを含む成分は、飲酒によって吸収が増大し、精神神経系障害が生じるおそれがあるため、「してはいけないこと」に「服用前後は飲酒しないこと」と記載されています。ビスマスを含む成分は、収斂作用のある止瀉成分です。
【ほかの選択肢】
(1) オキセサゼイン 誤り。局所麻酔作用のほか胃液分泌を抑える作用もあるとされる成分です。妊娠中や小児における安全性は確立されておらず、妊婦または妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では使用を避けることとされています。飲酒の注意の理由として挙げられる成分ではありません。
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(2) カフェイン 誤り。カフェインを主薬とする眠気防止薬では、「してはいけないこと」に「コーヒーやお茶等のカフェインを含有する飲料と同時に服用しないこと」(カフェインの過量摂取のおそれ)と記載されますが、「服用前後は飲酒しないこと」の対象ではありません。
(3) ヒマシ油 誤り。ヒマシ油は、激しい腹痛または悪心・嘔吐の症状がある人、妊婦等、3歳未満の乳幼児で使用を避けます。また、防虫剤や殺鼠剤を誤って飲み込んだ場合のような脂溶性の物質による中毒には使用を避けます(ナフタレンやリン等がヒマシ油に溶け出して、中毒症状を増悪させるおそれがあるため)。
(5) タンニン酸アルブミン 誤り。牛乳にアレルギーがある人は服用しないこととされている成分です(乳製カゼインを由来とするため)。
【覚え方】
「服用前後は飲酒しないこと」の理由は、かぜ薬・解熱鎮痛薬などは「肝機能障害、胃腸障害が生じるおそれ」、ブロモバレリル尿素などの鎮静成分は「鎮静作用の増強」、ビスマスは「吸収増大による精神神経系障害」です。
出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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