一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

医薬品の適正使用と安全対策 第119問

一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a シロップ剤は、特に変質しやすいため、開封後は冷蔵庫内に保管することが望ましい。b 点眼薬は、できるだけ早く使い切るため、家族間で共用することが望ましい。c 添付文書を見なくても適切な保管がなされるよう、その容器や包装にも、保管に関する注意事項が記載されている。d 適切な保存条件の下で、性状及び品質が製造後2年以上安定であることが確認されている医薬品においては、「使用期限」を表示する法的義務はない。

正答 (4)
正答は (4)。(a)(c)が正しく、(b)(d)が誤りです。 【(a)正しい ―― シロップ剤は冷蔵庫へ】 シロップ剤は、特に変質しやすいため、開封後は冷蔵庫内に保管されることが望ましいとされています。糖分を多く含み、水分もあるため、細菌やカビが繁殖しやすいことが理由です。小児用のシロップ剤を扱う機会は多いので、販売時に一言添えるとよいでしょう。 【(b)が誤り ―― 点眼薬は共用しません】 点眼薬は、他の人と共用しないこととされています。使用する人の目の感染が、容器の先端を介して他の人に広がるおそれがあるためです。「家族間で共用することが望ましい」というのは、衛生上の考え方と正反対です。
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 点眼薬の取扱いで押さえること  容器の先端が眼瞼(まぶた)や睫毛(まつげ)に触れないようにする  他の人と共用しない  開封後は、使用期限内であっても  なるべく早く使い切る 【(c)正しい ―― 容器や包装にも保管の注意が記載されます】 添付文書を見なくても適切な保管がなされるよう、その容器や包装にも、保管に関する注意事項が記載されています。添付文書は、開封後に捨てられてしまったり、別に保管されて見当たらなくなったりすることがあるためです。  容器や外箱に記載される保管関係の表示の例  開封後は冷所に保管すること  直射日光の当たらない涼しい所に保管すること  火気厳禁(可燃性ガスを噴射剤とするエアゾール製品。消防法に基づく)  高温に注意(高圧ガス保安法に基づく) 【(d)が誤り ―― 「2年以上」ではなく「3年を超えて」】 使用期限の表示が法的に義務づけられているのは、適切な保存条件の下で3年を超えて性状および品質が安定でない医薬品です。裏を返せば、3年を超えて性状および品質が安定である医薬品については、使用期限の表示は法的に義務づけられていません。本肢は「2年以上」としているので、数値が合いません。  数値を整理する  法的な表示義務の基準 …… 3年  ただし、流通管理等の便宜上、  実際には使用期限が記載されるのが通常です  また、配置販売される医薬品では、  「使用期限」ではなく「配置期限」として記載される場合があります 【あわせて押さえる保管上の注意】  小児の手の届かないところに保管すること。  小児は好奇心が強く、すぐに手を出して口に入れることがあるため  他の容器に入れ替えないこと。  誤用の原因となったり、品質の保持が十分でなくなったりするため  旅行先に携行するために別の容器へ移し替えることも、  同じ理由から不適当です

出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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