解熱鎮痛薬の副作用に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。…

主な医薬品とその作用 第26問

解熱鎮痛薬の副作用に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。a 重篤な副作用として、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群や中毒性表皮壊死融解症、喘息を生じることがある。b アスピリン喘息は、解熱鎮痛成分の中でもアスピリン特有の副作用である。c サリチル酸系解熱鎮痛成分は、ライ症侯群の発生が示唆されている。d 基礎疾患がなければ、解熱鎮痛薬を長期連用しても、副作用は生じない。

正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(c)の2つです。 【(a)正しい ―― 解熱鎮痛薬の重篤な副作用】 解熱鎮痛薬の重篤な副作用として、次のものが挙げられています。  ショック(アナフィラキシー)  皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)  中毒性表皮壊死融解症(ライエル症候群)  肝機能障害、腎障害、無菌性髄膜炎  喘息(いわゆるアスピリン喘息) 【(b)が誤り ―― アスピリン喘息はアスピリン特有ではない】 アスピリン喘息という名前が付いているため紛らわしいのですが、これはアスピリンに限った副作用ではありません。他の解熱鎮痛成分でも生じます。プロスタグランジンの産生を抑える仕組み自体が引き金になるため、名前とは裏腹に成分を選ばない、と理解しておいてください。一度アスピリン喘息を起こしたことがある人は、解熱鎮痛薬全般について「使用しないこと」とされます。
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【(c)正しい ―― サリチル酸系とライ症候群】 サリチル酸系解熱鎮痛成分(アスピリン、サザピリン、エテンザミド、サリチル酸ナトリウムなど)については、ライ症候群の発生が示唆されています。そのため15歳未満の小児では、水痘やインフルエンザにかかっているときの使用を避けることとされています。 【(d)が誤り ―― 長期連用は副作用を生む】 基礎疾患の有無にかかわらず、解熱鎮痛薬の長期連用は問題です。  胃腸障害(胃粘膜を守るプロスタグランジンが減るため)  腎障害  薬物乱用頭痛(痛み止めの飲みすぎで、かえって頭痛が慢性化する) 「副作用は生じない」という言い切りは誤りです。なお、解熱鎮痛薬は発熱や痛みを一時的に抑える目的のもので、症状が続く場合は医療機関の受診を勧めるのが正しい対応です。

出典:登録販売者試験 令和元年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ

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