要指導医薬品に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。…

薬事に関する法規と制度 第82問

要指導医薬品に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。a 要指導医薬品は、通常、医療機関を受診するほどではない体調の不調や疾病の初期段階に使用されるものである。b 要指導医薬品には、生物由来の原材料が用いられているものがあり、生物由来製品として指定されたものもある。c 要指導医薬品は、販売の際、適正な使用のために薬剤師の対面による情報の提供及び薬学的知見に基づく指導が必要である。d 店舗販売業及び配置販売業は、要指導医薬品を販売することができる。

正答 (4)
正答は (4)。(a)正、(b)誤、(c)正、(d)誤です。 【要指導医薬品とは何か】 要指導医薬品は、次のような性質をもつ医薬品です。  医療用医薬品から一般用医薬品へ移行して間がないもの   (いわゆるスイッチ直後品目)や、劇薬などが該当する  その適正な使用のために薬剤師の対面による情報の提供及び   薬学的知見に基づく指導が必要なもの  原則として3年間の調査期間を経て、問題がなければ一般用医薬品へ移行する 【(a)正しい ―― 軽度な不調に使うもの】 要指導医薬品も一般用医薬品と同様に、通常、医療機関を受診するほどではない体調の不調や疾病の初期段階に使用されるものです。その意味では、薬剤師の関与が厚いだけで、使われる場面の性格は一般用医薬品と共通しています。
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【(b)が誤り ―― 生物由来製品の指定はされていない】 要指導医薬品や一般用医薬品にも、生物由来の原材料が用いられているものはあります。しかし、現在のところ、生物由来製品として指定されたものはありません。 生物由来製品とは、人その他の生物(植物を除く)に由来するものを原料または材料として製造される医薬品等のうち、保健衛生上特別の注意を要するものとして、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものです。感染のリスクに着目した指定であり、要指導医薬品や一般用医薬品で指定されたものはない、と覚えてください。 【(c)正しい ―― 対面による情報提供と指導】 要指導医薬品は、販売の際、適正な使用のために薬剤師の対面による情報の提供及び薬学的知見に基づく指導が義務とされています。 一般用医薬品との違いを整理しておきます。  要指導医薬品 …… 薬剤師が対面で、情報提供及び指導(義務)  第一類医薬品 …… 薬剤師が書面を用いて情報提供(義務)  第二類医薬品 …… 薬剤師又は登録販売者が情報提供(努力義務)  第三類医薬品 …… 法上の規定はない(相談があれば対応する義務はある) 登録販売者は要指導医薬品と第一類医薬品を販売できません。この点が最重要です。 【(d)が誤り ―― 配置販売業では扱えない】 要指導医薬品を販売できるのは、薬局と店舗販売業です。配置販売業では要指導医薬品を販売することはできません。 配置販売業は、一般用医薬品のうち経年変化が起こりにくいこと等の基準(配置販売品目基準)に適合するもの以外を販売してはならないとされており、要指導医薬品はそもそも取り扱えません。 設問は「店舗販売業及び配置販売業」としており、配置販売業を含めている点が誤りです。 【要指導医薬品の販売時の確認事項】 販売時には、購入者本人が使用するものであることを確認し、使用しようとする者以外の者に対しては、正当な理由なく販売してはならないとされています。また、適正な使用のため必要と認められる数量に限り販売する、という制限もあります。

出典:登録販売者試験 令和元年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ

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