鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に含まれている成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第67問

鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に含まれている成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐きけを抑えることを目的として、ジプロフィリンなどのキサンチン系と呼ばれる成分が配合されている場合がある。b プロメタジン塩酸塩等のプロメタジンを含む成分は、外国において、乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、15歳未満の小児では使用を避ける必要がある。c スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、消化管からの吸収が悪く、他の抗コリン成分と比べて脳内へ移行しにくい。

正答 (4)
正答は (4)。a 誤、b 正、c 誤 です。 【(a)誤り ―― これは「局所麻酔成分」の説明】 胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐きけを抑えることを目的として配合されるのは、アミノ安息香酸エチルのような局所麻酔成分です(6歳未満への使用は避けます)。ジプロフィリンなどのキサンチン系成分は、脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として配合されます。 【(b)正しい】 プロメタジン塩酸塩等のプロメタジンを含む成分は、外国において、乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、15歳未満の小児では使用を避ける必要があります。
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【(c)誤り ―― 吸収が良く、脳内に移行しやすい】 スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、乗物酔い防止に古くから用いられている抗コリン成分で、消化管からよく吸収され、他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しやすいとされます。ただし肝臓で速やかに代謝されてしまうため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は短いとされています。選択肢は吸収と脳内移行が逆になっています。 【乗物酔い防止薬の成分】 抗めまい成分 …… ジフェニドール塩酸塩 抗ヒスタミン成分 …… ジメンヒドリナート、メクリジン塩酸塩、プロメタジン塩酸塩等 抗コリン成分 …… スコポラミン臭化水素酸塩水和物 鎮静成分 …… ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素 キサンチン系成分 …… カフェイン、ジプロフィリン 局所麻酔成分 …… アミノ安息香酸エチル

出典:登録販売者試験 令和7年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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