鎮咳去痰薬として用いられる漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
主な医薬品とその作用 第72問
鎮咳去痰薬として用いられる漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 麦門冬湯は、水様痰の多い人に適すとされる。b 半夏厚朴湯は、不安神経症、神経性胃炎、つわり、咳、しわがれ声、のどのつかえ感のある人には、不向きとされる。c 五虎湯は、胃腸の弱い人や発汗傾向の著しい人には、不向きとされる。d 柴朴湯の副作用として、頻尿、排尿痛等の膀胱炎様症状が現れることがある。
- (1)a: 正 b: 正 c: 正 d: 正
- (2)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 正
- (3)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
- (4)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 正
正答 (2)
正答は (2)。a 誤、b 誤、c 正、d 正 です。
【(a)誤り ―― 麦門冬湯は水様痰の多い人に「不向き」】
麦門冬湯は、体力中等度以下で、痰が切れにくく、ときに強く咳こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳、気管支炎、気管支喘息、咽頭炎、しわがれ声に適すとされますが、水様痰の多い人には不向きとされます。
【(b)誤り ―― 半夏厚朴湯はこれらの症状に「適す」】
半夏厚朴湯は、体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う不安神経症、神経性胃炎、つわり、咳、しわがれ声、のどのつかえ感に適すとされます。選択肢に並んだ症状は、不向きではなく適応です。なお、半夏厚朴湯は、咳止めや痰を出しやすくする漢方処方製剤の中で、カンゾウを含まない処方です。
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【(c)正しい】
五虎湯は、体力中等度以上で、咳が強くでるものの咳、気管支喘息、気管支炎、小児喘息、感冒、痔の痛みに用いられますが、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人等には不向きとされます。構成生薬としてマオウを含みます(麻杏甘石湯、神秘湯も同様)。
【(d)正しい】
柴朴湯は、まれに重篤な副作用として間質性肺炎、肝機能障害を生じることが知られており、その他の副作用として、頻尿、排尿痛、血尿、残尿感等の膀胱炎様症状が現れることがあります。むくみの症状のある人等には不向きとされます。
出典:登録販売者試験 令和8年度(群馬県 公表問題)出典元ページ
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