眠気を防ぐ薬(眠気防止薬)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第66問

眠気を防ぐ薬(眠気防止薬)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 成長期の小児の発育には睡眠が重要であることから、一般用医薬品である眠気防止薬が15歳未満の小児に使用されないよう注意が必要である。b 細菌やウイルスなどに感染したときに生じる眠気は、発熱と同様、生体防御の重要な一端を担っている病態生理的反応であり、そのようなときに眠気防止薬で睡眠を妨げると、病気の治癒を遅らせるおそれがある。c かぜ薬やアレルギー用薬などを使用したことによる眠気を抑えるためには、眠気防止薬を使用することが望ましい。d 眠気防止薬には、眠気を抑える成分としてビタミンB1(チアミン硝化物、チアミン塩化物塩酸塩等)やビタミンB2(リボフラビンリン酸エステルナトリウム等)、パントテン酸カルシウム等が配合されている場合がある。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(a)と(b)です。 【(a)正しい ―― 15歳未満には使わせない】 成長期の小児の発育には睡眠が重要であることから、小児用の眠気防止薬はありません。一般用医薬品である眠気防止薬が、15歳未満の小児に使用されないよう注意が必要です。 小児(15歳未満)の使用は避けるという点を確実にしてください。 【(b)正しい ―― 病気による眠気は生体防御】 細菌やウイルスなどに感染したときに生じる眠気は、発熱と同様、生体防御の重要な一端を担っている病態生理的反応であり、そのようなときに眠気防止薬で睡眠を妨げると、病気の治癒を遅らせるおそれがあります。
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発熱が生体の防御機能であるのと同じ理屈です。眠いのには理由がある、ということです。 【(c)が誤り ―― 眠気防止薬で打ち消してはいけない】 かぜ薬やアレルギー用薬などを使用したことによる眠気を抑えるために、眠気防止薬を使用することは適切ではありません。 手引きは、「かぜ薬やアレルギー用薬等を使用したことによる眠気を抑えるために眠気防止薬を使用するのは適切でない」としています。 眠気の原因である薬を飲みながら、それを打ち消す薬を重ねて飲む。これは合理的でない併用です。眠気が困るのであれば、眠気の出にくい製品に変える、使用のタイミングを変える、といった対応が正しい方向です。 【(d)が誤り ―― 眠気を抑える成分ではない】 眠気防止薬に配合されるビタミン類は、眠気を抑える成分ではなく、眠気による倦怠感を和らげる補助成分です。 正確には、眠気による倦怠感を和らげることを目的として、次のものが配合される場合があります。 ビタミンB1(チアミン硝化物、チアミン塩化物塩酸塩等) ビタミンB2(リボフラビンリン酸エステルナトリウム等) ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩等) ビタミンB12(シアノコバラミン等) ニコチン酸アミド パントテン酸カルシウム アミノエチルスルホン酸(タウリン) 眠気を抑えるのはカフェインだけで、ビタミン類は脇役、という整理です。設問は役割を格上げしている点で誤りになっています。 配合目的を微妙に言い換える出題は多いので、「何のために入っているのか」を正確に覚えるよう心がけてください。 【眠気防止薬の受診勧奨】 眠気を抑える必要がないにもかかわらず、眠気防止薬を使用することは適切ではありません 睡眠不足や疲労は、体からの警告信号であり、十分な睡眠をとることが本来の対処です 特に、高血圧、心臓病等の基礎疾患がある場合には、症状を悪化させるおそれがあります 眠気防止薬は、あくまで一時的な使用にとどめるべきものです。その旨を購入者に伝えられるようにしておいてください。

出典:登録販売者試験 令和7年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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