医薬品の不適正な使用と有害事象に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第12問
医薬品の不適正な使用と有害事象に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ア 医薬品の不適正な使用は、概ね、使用する人の誤解や認識不足に起因するものと、医薬品を本来の目的以外の意図で使用するものに大別される。イ 小児への使用を避けるべき医薬品を「子供だから大人用のものを半分にして飲ませればよい」として服用させるなど、安易に医薬品を使用する場合には、有害事象につながる危険性が高い。ウ 医薬品の販売に従事する専門家においては、必要以上の大量購入や頻回購入などを試みる不審な購入者等には慎重に対処する必要がある。エ 医薬品は多く飲めば早く効くため、定められた用量を超える量を服用しても、有害事象につながる危険性はない。
- (1)ア: 正 イ: 正 ウ: 正 エ: 誤
- (2)ア: 正 イ: 誤 ウ: 正 エ: 正
- (3)ア: 誤 イ: 正 ウ: 正 エ: 誤
- (4)ア: 誤 イ: 正 ウ: 誤 エ: 正
- (5)ア: 誤 イ: 誤 ウ: 誤 エ: 誤
正答 (1)
正答は (1)。誤っているのは(エ)だけです。
【(ア)正しい ―― 不適正使用は大きく2つ】
誤解や認識不足によるもの …… 用法用量を守らない、
症状が改善しないのに漫然と使い続ける、などです。
本来の目的以外の意図で使用するもの …… 薬物依存や、
医薬品を嗜好品のように使うなど、いわゆる濫用がこれに当たります。
【(イ)正しい ―― 大人用を半分にして与えるのは危険】
小児への使用を避けるべき医薬品を、量を減らせばよいと考えて使わせるのは、典型的な誤った使い方です。小児は肝臓・腎臓の機能が未発達で、体重あたりの感受性も異なるため、単純な量の按分では安全性を担保できません。
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【(ウ)正しい ―― 不審な購入には慎重に対処】
必要以上の大量購入や、短い間隔での頻回購入を求める購入者には、販売数量を制限するなど慎重に対処する必要があります。とくに濫用等のおそれのある医薬品では、法令上も確認が義務づけられています。
【(エ)が誤り ―― 多く飲めば早く効く、は成り立たない】
定められた用量を超えて服用すれば、有害事象につながる危険が高まります。とくに解熱鎮痛薬のアセトアミノフェンのように、過量で重い肝障害を起こす成分があり、量を増やすことは明確な危険行為です。「多く飲めば早く効く」という発想そのものを否定できるようにしてください。
出典:登録販売者試験 令和元年度(福岡県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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