医薬品と食品との相互作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第13問

医薬品と食品との相互作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ア アルコールは、主として腎臓で代謝されるため、酒類(アルコール)をよく摂取する人は、その代謝機能が高まっていることが多い。イ 制酸成分を主体とする胃腸薬については、酸度の高い食品と一緒に使用すると胃酸に対する中和作用が低下することが考えられるため、炭酸飲料での服用は適当でない。ウ 内服薬は、食品との相互作用を考慮する必要があるが、外用薬は、食品との相互作用を考慮しなくてもよい。エ 食品中に医薬品の成分と同じ物質が存在する場合、医薬品とその食品を一緒に服用すると過剰摂取となることがある。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(イ)と(エ)です。 【(ア)が誤り ―― アルコールは「肝臓」で代謝される】 アルコールは主として肝臓で代謝されます。「腎臓」が誤りです。なお、その後半の「よく酒類を摂取する人は代謝機能が高まっていることが多い」という部分自体は正しく、実務上は次のような帰結になります。 肝臓の代謝機能が高まっている人では、アセトアミノフェンなどが通常より速く代謝され、体内から速く消失して十分な薬効が得られなくなることがあります。 一方で、代謝産物が増えることで肝障害を起こしやすくなる面もあります。
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【(イ)正しい ―― 炭酸飲料での服用は不適当】 制酸成分を主体とする胃腸薬は、胃酸を中和することで効きます。酸度の高い食品、たとえば炭酸飲料と一緒に飲むと、その中和作用が食品の酸に使われてしまい、効果が低下します。胃腸薬は水またはぬるま湯で服用するよう助言してください。 【(ウ)が誤り ―― 外用薬や注射薬でも影響はある】 食品によって、医薬品の作用や代謝に影響が生じることがあるのは、内服薬に限りません。外用薬や注射薬でも食品の影響を受けるものがあります。「内服薬だけ気をつければよい」という整理は誤りです。 【(エ)正しい ―― 成分の重複による過剰摂取】 食品中に医薬品の成分と同じ物質が含まれていると、一緒にとることで過剰摂取になることがあります。代表例がカフェインで、かぜ薬や眠気防止薬とコーヒーや茶を重ねると、中枢神経系への作用が強く出すぎることがあります。生薬成分がハーブとして食品に含まれている場合も同様です。

出典:登録販売者試験 令和元年度(福岡県 公表問題)出典元ページ

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