小腸及び大腸に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。…

人体の働きと医薬品 第21問

小腸及び大腸に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。ア 十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによって、膵液中のペプシノーゲンがペプシンになる。イ 炭水化物とタンパク質は、消化酵素の作用によってそれぞれ単糖類、アミノ酸に分解されて、小腸から吸収される。ウ 大腸は盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、内壁粘膜に絨毛がある。エ 大腸内には腸内細菌が多く存在し、それらの腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンKを産生している。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(イ)と(エ)です。 【(ア)が誤り ―― ペプシノーゲンではなくトリプシノーゲン】 十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きで、膵液中のトリプシノーゲンがトリプシンになります。 ペプシノーゲン …… 胃液に含まれ、胃酸によってペプシンになる。  タンパク質を消化してペプトンにします。 トリプシノーゲン …… 膵液に含まれ、腸液によってトリプシンになる。  胃で半消化されたタンパク質をさらに分解します。 どちらも「〜ノーゲン」という不活性な形で分泌され、消化管の中ではじめて活性化される点が共通しています。自分の臓器を消化してしまわないための仕組みです。「ペプシンは胃、トリプシンは膵臓」と、場所で覚えてください。
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【(イ)正しい ―― 最終的な分解産物】 炭水化物は消化酵素によって単糖類に、タンパク質はアミノ酸に分解されて小腸から吸収されます。なお脂質は、胆汁酸塩と膵リパーゼの働きで脂肪酸とモノグリセリドに分解され、小腸粘膜で再び脂質に合成されてリンパ管に入ります。 【(ウ)が誤り ―― 大腸に絨毛はない】 大腸の構成(盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸)という部分は正しいのですが、大腸の内壁粘膜には絨毛がありません。絨毛があるのは小腸で、これは吸収面積を広げるための構造です。大腸の主な仕事は水分と電解質の吸収なので、絨毛は不要という理解でよいでしょう。 【(エ)正しい ―― 腸内細菌とビタミンK】 大腸内の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンKを産生しています。このほか、食物繊維を発酵分解する働きもあります。 ビタミンKと聞いたら「凝固」と「骨」の2つを思い出してください。

出典:登録販売者試験 令和元年度(福岡県 公表問題)出典元ページ

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