以下の防風通聖散の構成生薬による副作用について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。…

主な医薬品とその作用 第95問

以下の防風通聖散の構成生薬による副作用について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ア 妊婦に対しては、腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがある。イ 大量摂取により、偽アルドステロン症を起こすおそれがある。ウ 心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある。

正答 (2)
正答は (2)。(ア)ダイオウ、(イ)カンゾウ、(ウ)マオウ です。 【三つの生薬と、それぞれの副作用】 防風通聖散は、カンゾウ、マオウ、ダイオウの3つをすべて含む処方です。それぞれの副作用を押さえておけば、本問は確実に解けます。 ダイオウ …… 大腸刺激性の瀉下作用があります。  妊婦では、腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあります。  また、成分が母乳に移行して乳児に下痢を生じるおそれもあります。 カンゾウ …… 主成分はグリチルリチン酸です。  大量摂取により偽アルドステロン症を起こすおそれがあります。
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 むくみ、心臓病、腎臓病、高血圧の診断を受けた人や高齢者では注意が必要です。  1日の摂取量がグリチルリチン酸として40ミリグラム以上、またはカンゾウとして1グラム以上を含有する製剤では、短期間の服用にとどめ、連用を避けることとされています。 マオウ …… エフェドリン類を含み、  アドレナリン作動成分と同様の作用を示します。  心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の診断を受けた人では症状を悪化させるおそれがあります。  また中枢神経系への興奮作用があり、依存性も知られています。 【防風通聖散そのものの特徴】 適応 …… 体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、  便秘がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸、肩こり、のぼせ、むくみ、便秘、蓄膿症、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症。 不向きな人 …… 体の虚弱な人、  胃腸が弱く下痢しやすい人、発汗傾向の著しい人。 重篤な副作用 …… 肝機能障害、間質性肺炎、  偽アルドステロン症、腸間膜静脈硬化症。 その他 …… 便秘に用いる場合には、  瀉下薬との併用を避ける必要があります。 【肥満に用いる漢方処方製剤の整理】 防風通聖散 …… 体力充実、腹部に皮下脂肪が多く便秘がち。  カンゾウ、マオウ、ダイオウすべて含む。 大柴胡湯 …… 体力が充実して脇腹からみぞおちが苦しく、  便秘の傾向。カンゾウを含まず、ダイオウを含む。 防已黄耆湯 …… 体力中等度以下で、  疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節の腫れや痛み、むくみ、多汗症。  カンゾウを含みます。 清上防風湯 …… にきび。 いずれも、どのような肥満症にも適すわけではない点、また、肥満症には食事療法や運動療法などの生活習慣の改善が基本である点に注意してください。

出典:登録販売者試験 令和元年度(福岡県 公表問題)出典元ページ

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