消毒薬に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の適切な組み合わせを下から一つ選びなさい。…

主な医薬品とその作用 第96問

消毒薬に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の適切な組み合わせを下から一つ選びなさい。( ア )・消毒は生存する微生物の数を減らすために行われる処置であり、また( イ )は物質中のすべての微生物を殺滅又は除去することである。消毒薬の効果は、温度による影響を( ウ )。

正答 (2)
正答は (2)。(ア)殺菌、(イ)滅菌、(ウ)受ける です。 【用語の整理】 殺菌・消毒 …… 生存する微生物の数を減らすために行われる処置。  すべてを死滅させることまでは求められません。 滅菌 …… 物質中のすべての微生物を殺滅または除去すること。  「滅」の字のとおり、ひとつ残らず、という意味です。 「消毒は減らす、滅菌はゼロにする」と押さえてください。 (3)の「除菌」は、この文脈で使われる用語ではありません。 【(ウ)消毒薬の効果は温度の影響を「受ける」】
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消毒薬が微生物を死滅させる仕組みは、タンパク質の変性、代謝の阻害、細胞膜の破壊などによるものですが、その効果は次のような条件によって左右されます。 微生物の種類 消毒薬の濃度 温度 消毒対象物の汚染の程度 接触時間 湿度 つまり温度による影響を受けます。 「受けない」としている(1)(4)は誤りです。 【消毒薬を取り扱うときの一般的な注意】 誤って飲み込んだ場合 …… 一般的な家庭における応急処置として、  通常は多量の牛乳などを飲ませることがあります。  ただし、手元に何もないときはまず水を飲ませることとされます。  原末や濃厚液を誤飲した場合には、自己判断で安易に吐き出させることは避けるべきです。  中毒物質が消化管内に残っていると、吐かせることでかえって粘膜を傷つけるおそれがあるためです。 目に入った場合 …… 流水で十分に(15分間以上)洗眼します。  このとき、酸をアルカリで、アルカリを酸で中和するといった処置は適切ではありません。  中和によって熱が発生し、組織がさらに損傷を受けるおそれがあるためです。 皮膚に付着した場合 …… 石鹸を用いて流水で  十分に(15分間以上)水洗します。  酸やアルカリが付着した場合は、中和剤を用いず、流水で洗い流すことが基本です。 【主な消毒薬の特徴】 クレゾール石鹸液 …… 一般細菌類、真菌類に有効ですが、  大部分のウイルスには効果がありません。  原液は皮膚刺激性が強いため、直接触れないようにします。 エタノール、イソプロパノール ……  結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに有効です。  イソプロパノールでは、ウイルスに対する不活性効果はエタノールよりも低いとされます。  揮発性があり、引火しやすいため、広範囲に長時間使用する場合には蒸気の吸引にも留意します。 次亜塩素酸ナトリウム、サラシ粉(塩素系) ……  強い酸化力により、一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に有効です。  皮膚刺激性が強いため、通常、人体の消毒には用いられません。  プラスチックやゴム製品を劣化させ、金属腐食性があり、漂白作用があるため毛、絹、ナイロン、アセテート、色・柄物には使用を避けます。

出典:登録販売者試験 令和元年度(福岡県 公表問題)出典元ページ

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