胃腸鎮痛鎮痙薬及びその配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。…
主な医薬品とその作用 第74問
胃腸鎮痛鎮痙薬及びその配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ア ブチルスコポラミン臭化物は、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることが知られている。イ パパベリン塩酸塩は、自律神経系を介した作用により、眼圧を上昇させる作用を示すことが知られている。ウ アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、6歳未満の小児への使用は避ける必要がある。エ 痛みが次第に強くなる、痛みが周期的に現れる、嘔吐や発熱を伴う、下痢や血便・血尿を伴う、原因不明の痛みが30分以上続く等の場合には、基本的に医療機関を受診するなどの対応が必要である。その際、医師の診療を受けるまでの当座の対処として一般用医薬品を使用することが望ましい。
- (1)ア: 正 イ: 正 ウ: 誤 エ: 誤
- (2)ア: 正 イ: 誤 ウ: 正 エ: 正
- (3)ア: 正 イ: 誤 ウ: 正 エ: 誤
- (4)ア: 誤 イ: 正 ウ: 正 エ: 誤
- (5)ア: 誤 イ: 誤 ウ: 誤 エ: 正
正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(ア)と(ウ)です。
【(ア)正しい ―― ブチルスコポラミン臭化物】
ブチルスコポラミン臭化物は抗コリン成分で、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることが知られています。
【(イ)が誤り ―― パパベリンは自律神経系を介さない】
パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示します。抗コリン成分と異なり自律神経系を介した作用ではありませんが、眼圧を上昇させる作用を示すことが知られています。
【(ウ)正しい ―― アミノ安息香酸エチル】
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アミノ安息香酸エチルは局所麻酔成分で、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、6歳未満の小児への使用は避ける必要があります。
【(エ)が誤り ―― 当座の対処として使うのは好ましくない】
設問前半の症状がある場合に、基本的に医療機関を受診するなどの対応が必要なのはそのとおりです。しかし、医師の診療を受けるまでの当座の対処として一般用医薬品が使用されると、痛みの発生部位が不明確となり、原因の特定を困難にすることがあるため、原因不明の腹痛に安易に胃腸鎮痛鎮痙薬を使用することは好ましくありません。
出典:登録販売者試験 令和5年度(福岡県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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