次の表は、ある胃腸薬に含まれている成分の一覧である。…

主な医薬品とその作用 第73問

次の表は、ある胃腸薬に含まれている成分の一覧である。3包(1日量)中成分 分量ピレンゼピン塩酸塩水和物 47.1 mg(ピレンゼピン塩酸塩無水物として 45 mg)メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 900 mg炭酸水素ナトリウム 1,200 mgビオジアスターゼ 30 mgこの胃腸薬の成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ア ピレンゼピン塩酸塩は、排尿困難の症状がある人、緑内障の診断を受けた人では、症状の悪化を招くおそれがある。イ メタケイ酸アルミン酸マグネシウムは、胃酸の中和作用のほか、胃粘膜にゼラチン状の皮膜を形成して保護する作用がある。ウ 炭酸水素ナトリウムは、腎臓病の診断を受けた人が服用した場合、ナトリウムの排泄が遅れたり、体内に貯留したりしやすくなる。エ ビオジアスターゼは、味覚や嗅覚を刺激して反射的な唾液や胃液の分泌を促すことにより、弱った胃の働きを高めることを目的としている。

正答 (2)
正答は (2)。誤りはエだけで、ア・イ・ウは正しい記述です。 【(ア)正しい】 ピレンゼピン塩酸塩は、消化管の運動にはほとんど影響を与えずに胃液の分泌を抑える成分ですが、抗コリン作用による副作用もあり、排尿困難の症状がある人や緑内障の診断を受けた人では症状の悪化を招くおそれがあります。 【(イ)正しい】 メタケイ酸アルミン酸マグネシウムは、胃酸の中和作用のほか、胃粘膜にゼラチン状の皮膜を形成して保護する作用もあるとされます。 【(ウ)正しい】 ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウムなどの無機塩類は、腎臓病の診断を受けた人では排泄が遅れたり、体内に貯留しやすくなったりします。炭酸水素ナトリウムも、使用前に医師などに相談する必要があります。
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【(エ)が誤り ―― ビオジアスターゼは消化酵素】 ビオジアスターゼは、炭水化物・脂質・タンパク質などの分解に働く酵素を補う目的で配合される消化成分です。味覚や嗅覚を刺激して反射的な唾液や胃液の分泌を促し、弱った胃の働きを高めるのは、オウバク、ゲンチアナなどの苦味健胃生薬や、ケイヒ、チョウジなどの芳香性健胃生薬です。

出典:登録販売者試験 令和7年度(福岡県 公表問題)出典元ページ

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