胃に作用する薬の配合成分及びその主な作用との関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。…

主な医薬品とその作用 第73問

胃に作用する薬の配合成分及びその主な作用との関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。配合成分 主な作用ア 酸化マグネシウム - 中和反応によって胃酸の働きを弱める。イ センブリ - 消化管内容物中に発生した気泡の分離を促す。ウ ピレンゼピン塩酸塩 - 炭水化物、脂質、タンパク質、繊維質の分解に働く酵素を補う。エ アルジオキサ - 胃粘液の分泌を促す、胃粘膜を覆って胃液による消化から保護する。

正答 (2)
正答は (2)。正しい組み合わせは(ア)と(エ)です。 【(ア)正しい ―― 酸化マグネシウム】 制酸成分であり、中和反応によって胃酸の働きを弱めます。 制酸成分 ……  炭酸水素ナトリウム(重曹)、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムなどのマグネシウムを含む成分、沈降炭酸カルシウム、リン酸水素カルシウムなどのカルシウムを含む成分、乾燥水酸化アルミニウムゲル、ケイ酸アルミニウムなどのアルミニウムを含む成分、これらの組み合わせである  合成ヒドロタルサイト、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム。
解説の続きをみる続きを閉じる
注意点  腎臓病の診断を受けた人 ……   ナトリウム、カルシウム、マグネシウム等の無機塩類の排泄が遅れ、体内に貯留しやすくなります。   特にマグネシウムでは高マグネシウム血症、アルミニウムではアルミニウム脳症、アルミニウム骨症のおそれがあります。  透析療法を受けている人 ……   アルミニウムを含む成分は使用を避けます。  酸度の高い食品(炭酸飲料等)と   一緒に使用すると、胃酸に対する中和作用が低下します。  マグネシウムを含む成分は瀉下作用、アルミニウム、カルシウムを含む成分は   止瀉作用を示すことがあります。 【(イ)が誤り ―― センブリは「苦味による健胃」】 センブリは、リンドウ科のセンブリの開花期の全草を基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられます。 「消化管内容物中に発生した気泡の分離を促す」のは ……  消泡成分である  ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)の説明です。 健胃薬に配合される生薬  苦味によるもの ……   オウバク(ミカン科のキハダ等の樹皮。苦味のほか、ベルベリンによる止瀉作用も)、オウレン(キンポウゲ科のオウレン等の根をほとんど除いた根茎)、センブリ、ゲンチアナ、リュウタン。  香りによるもの ……   ケイヒ、コウボク、ショウキョウ、チョウジ、チンピ、ソウジュツ、ビャクジュツ、ウイキョウ。 オブラートについての注意 ……  苦味による健胃薬は、オブラートで包む等、味や香りを遮蔽する方法で服用すると効果が期待できません。  この点は頻出です。 【(ウ)が誤り ―― ピレンゼピンは「胃液分泌抑制」】 ピレンゼピン塩酸塩は胃液分泌抑制成分です。 働き ……  消化管の運動にはほとんど影響を与えずに、胃液の分泌を抑える作用を示すとされます。  抗コリン作用を示すため、目のかすみ、異常なまぶしさを生じることがあり、服用後は乗物又は機械類の運転操作を避けます。  排尿困難、緑内障、心臓病の診断を受けた人は相談が必要です。 「炭水化物、脂質、タンパク質、繊維質の分解に働く  酵素を補う」のは ……  消化成分である  ジアスターゼ、プロザイム、ニューラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ等の説明です。  (胆汁末、動物胆、ウルソデオキシコール酸、デヒドロコール酸等の利胆成分は、胆汁の分泌を促すことで消化を助ける効果を期待して用いられますが、肝臓の働きを高める作用もあるため、肝臓病の診断を受けた人では注意が必要です) 【(エ)正しい ―― アルジオキサ】 胃粘液の分泌を促す、胃粘膜を覆って胃液による消化から保護する、荒れた胃粘膜の組織の修復を促すといった作用を示す、胃粘膜保護・修復成分です。 注意点 ……  アルジオキサはアルミニウムを含む成分であるため、透析療法を受けている人は使用を避け、腎臓病の診断を受けた人は相談が必要です。 同じ目的の成分 ……  スクラルファート(アルミニウムを含みます)、ゲファルナート、ソファルコン、テプレノン  (まれに肝機能障害)、セトラキサート塩酸塩  (体内で代謝されてトラネキサム酸を生じるため、血栓のある人では、血栓が分解されにくくなるおそれ)、銅クロロフィリンカリウム、メチルメチオニンスルホニウムクロライド。

出典:登録販売者試験 令和2年度(福岡県 公表問題)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「主な医薬品とその作用」のほかの問題

  1. 令和3年度 第93問皮膚に用いる薬の配合成分とその作用に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき
  2. 令和4年度 第92問皮膚に用いる薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選
  3. 令和5年度 第91問歯痛・歯槽膿漏薬の配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選
  4. 令和6年度 第91問皮膚に用いる薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
  5. 令和7年度 第90問皮膚に用いる薬に配合される抗菌成分及び抗真菌成分に関する以下の記述の正誤について、正しい
  6. 令和元年度 第89問頭皮及び毛根に作用する成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク