皮膚に用いる薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。…

主な医薬品とその作用 第92問

皮膚に用いる薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ア ヘパリン類似物質は、患部局所の血行を促すほかに、抗炎症作用や保湿作用も期待される。イ カンフルは、皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して配合されている場合がある。ウ 打撲や捻挫などの急性の腫れに対しては、温感刺激成分が配合された外用鎮痛薬が適している。エ 尿素は、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(ア)だけです。 【(ア)正しい ―― ヘパリン類似物質】 ヘパリン類似物質は、患部局所の血行を促す目的で用いられるほか、抗炎症作用や保湿作用も期待されます。血液凝固を抑える働きがあるため、出血しやすい人、出血が止まりにくい人、出血性血液疾患の診断を受けた人では使用を避けます。 【(イ)が誤り ―― カンフルは冷感刺激】 カンフル、ハッカ油、メントール等は、皮膚表面に冷感刺激を与え、軽い炎症を起こして反射的な血管の拡張による患部の血行を促す効果を期待して配合される冷感刺激成分です。温感刺激を与えるのは、カプサイシン、ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル等です。
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【(ウ)が誤り ―― 急性の腫れには冷感刺激成分】 打撲や捻挫などの急性の腫れや熱感を伴う症状に対しては、冷感刺激成分が配合された外用鎮痛薬が適すとされます。温感刺激成分は、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して配合される成分です。 【(エ)が誤り ―― ケラチンを変質させるのはイオウ】 皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより角質軟化作用を示すのは、イオウです。尿素は、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として用いられます。

出典:登録販売者試験 令和4年度(福岡県 公表問題)出典元ページ

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