痔の発症、痔疾用薬及びその配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。…

主な医薬品とその作用 第80問

痔の発症、痔疾用薬及びその配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。ア 直腸粘膜と皮膚の境目となる歯状線より上部の、直腸粘膜にできた痔核を内痔核と呼ぶ。直腸粘膜には知覚神経が通っていないため、自覚症状が少ないことが特徴である。イ 局所麻酔成分は、皮膚や粘膜などの局所に適用されると、その周辺の知覚神経に作用して刺激の神経伝導を不可逆的に遮断する作用を示す。ウ メチルエフェドリン塩酸塩が配合された坐剤及び注入軟膏は、交感神経系に対する刺激作用によって心臓血管系や肝臓でのエネルギー代謝等に影響を生じることが考えられ、心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある。エ 芎帰膠艾湯は、体力中等度以下で冷え症で、出血傾向があり胃腸障害のないものの痔出血、貧血、月経異常・月経過多・不正出血、皮下出血に適すとされ、胃腸が弱く下痢しやすい人でも、胃部不快感、腹痛、下痢等の副作用が現れにくい。

正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(ア)と(ウ)です。 【(ア)正しい ―― 内痔核】 直腸粘膜と皮膚の境目となる歯状線より上部の、直腸粘膜にできた痔核を内痔核と呼びます。直腸粘膜には知覚神経が通っていないため、自覚症状が少ないことが特徴です。 【(イ)が誤り ―― 神経伝導の遮断は「可逆的」】 局所麻酔成分は、皮膚や粘膜などの局所に適用されると、その周辺の知覚神経に作用して刺激の神経伝導を可逆的に遮断する作用を示します。 【(ウ)正しい ―― メチルエフェドリン塩酸塩の坐剤・注入軟膏】 メチルエフェドリン塩酸塩が配合された坐剤及び注入軟膏では、成分の一部が直腸粘膜から吸収されて循環血液中に入りやすく、交感神経系に対する刺激作用によって心臓血管系や肝臓でのエネルギー代謝等にも影響が生じることが考えられます。心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがあります。
解説の続きをみる続きを閉じる
【(エ)が誤り ―― 胃腸が弱く下痢しやすい人には不向き】 芎帰膠艾湯は、体力中等度以下で冷え症で、出血傾向があり胃腸障害のないものの痔出血、貧血、月経異常・月経過多・不正出血、皮下出血に適すとされますが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、腹痛、下痢等の副作用が現れやすいなど、不向きとされます。

出典:登録販売者試験 令和5年度(福岡県 公表問題)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「主な医薬品とその作用」のほかの問題

  1. 令和2年度 第100問一般用検査薬に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
  2. 令和3年度 第99問一般用検査薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
  3. 令和4年度 第98問生薬製剤の代表的な生薬成分及びその目的とする作用の関係について、正しい組み合わせを下から
  4. 令和6年度 第98問消毒薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい
  5. 令和7年度 第97問消毒薬及びその配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びな
  6. 令和元年度 第96問消毒薬に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の適切な組み合わせを下か

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク