次の表は、ある点鼻薬に含まれている成分の一覧である。…
主な医薬品とその作用 第86問
次の表は、ある点鼻薬に含まれている成分の一覧である。100mL 中成分 分量ナファゾリン塩酸塩 50 mgクロルフェニラミンマレイン酸塩 500 mgリドカイン 500 mgグリチルリチン酸二カリウム 300 mgベンザルコニウム塩化物 20 mgこの点鼻薬の成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ア ナファゾリン塩酸塩は、局所麻酔成分であり、鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として配合されている。イ クロルフェニラミンマレイン酸塩は、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、鼻アレルギー症状の緩和を目的として、通常、抗ヒスタミン成分と組み合わせて配合されている。ウ グリチルリチン酸二カリウムは、アドレナリン作動成分であり、交感神経系を刺激して血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合されている。エ ベンザルコニウム塩化物は、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として配合されている。
- (1)ア: 正 イ: 正 ウ: 正 エ: 正
- (2)ア: 正 イ: 誤 ウ: 正 エ: 誤
- (3)ア: 誤 イ: 正 ウ: 正 エ: 正
- (4)ア: 誤 イ: 正 ウ: 誤 エ: 誤
- (5)ア: 誤 イ: 誤 ウ: 誤 エ: 正
正答 (5)
正答は (5)。正しいのはエだけで、ア・イ・ウは誤りです。
【(ア)が誤り ―― ナファゾリンはアドレナリン作動成分】
ナファゾリン塩酸塩は、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させ、鼻粘膜の充血や腫れを和らげるアドレナリン作動成分です。鼻粘膜の過敏性や痛み・痒みを抑える局所麻酔成分は、この製品ではリドカインです。
【(イ)が誤り ―― これはクロモグリク酸ナトリウムの説明】
肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑え、通常、抗ヒスタミン成分と組み合わせて配合されるのは、抗アレルギー成分のクロモグリク酸ナトリウムです。クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン成分で、遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げます。
解説の続きをみる続きを閉じる
【(ウ)が誤り ―― グリチルリチン酸二カリウムは抗炎症成分】
グリチルリチン酸二カリウムは、鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合される抗炎症成分です。アドレナリン作動成分は、この製品ではナファゾリン塩酸塩です。
【(エ)正しい】
ベンザルコニウム塩化物は陽性界面活性成分で、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として配合されます。
出典:登録販売者試験 令和7年度(福岡県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
「主な医薬品とその作用」のほかの問題
- 令和3年度 第65問解熱鎮痛薬に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを
- 令和4年度 第64問解熱鎮痛薬及びその成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びな
- 令和5年度 第63問解熱鎮痛薬及びその配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選
- 令和6年度 第62問次の表は、ある解熱鎮痛薬に含まれている成分の一覧である。
- 令和元年度 第62問かぜ薬に含まれる炎症による腫れを和らげる成分(抗炎症成分)に関する以下の記述の正誤につい
- 令和2年度 第61問かぜ薬に配合される成分及びその期待される主な作用の関係について、正しい組み合わせを下から
スポンサーリンク

