医薬品の有効成分の吸収に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

人体の働きと医薬品 第31問

医薬品の有効成分の吸収に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品の場合は、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無やその程度による影響を受けない。b 眼の粘膜に適用する点眼薬の有効成分は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることがあるため、眼以外の部位に到達して副作用を起こすことがある。c 一般に、消化管からの吸収は、医薬品成分の濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象ではなく、消化管が積極的に医薬品成分を取り込む現象である。

正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(b)だけです。 【(a)が誤り ―― 皮膚の状態に左右される】 有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品では、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無やその程度による影響を受けます。傷がある部位では浸透しやすくなり、全身作用が強く出るおそれがあります。「影響を受けない」という記述は誤りです。 【(b)正しい ―― 点眼薬でも全身の副作用が起こる】 点眼薬の有効成分は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることがあります。鼻粘膜からの吸収は肝臓の初回通過を受けないため、全身作用が現れることがあります。
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実践的な助言 …… 点眼後に目頭(目の内側)を軽く押さえると、鼻涙管への流出が減り、全身への移行を抑えられます。 緑内障や心臓病のある方への点眼薬の説明で役に立つ知識です。 【(c)が誤り ―― 消化管吸収は受動的な拡散】 一般に、消化管からの吸収は、医薬品成分の濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象です。消化管が積極的に取り込むわけではありません。設問は説明が正反対です。

出典:登録販売者試験 令和3年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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