次の医薬品成分のうち、口腔粘膜からの吸収によって効果を発揮する医薬品に用いられている成分として、正しいものの組合せはどれ…
人体の働きと医薬品 第32問
次の医薬品成分のうち、口腔粘膜からの吸収によって効果を発揮する医薬品に用いられている成分として、正しいものの組合せはどれか。a アセトアミノフェンb ニトログリセリンc アスピリンd ニコチン
- (1)(a、b)
- (2)(a、c)
- (3)(b、c)
- (4)(b、d)
- (5)(c、d)
正答 (4)
正答は (4)。口腔粘膜から吸収されるのは(b)(d)の2つです。
【(b)正しい ―― ニトログリセリン】
狭心症の発作時に使用される舌下錠やスプレーとして用いられます。舌の下で溶かし、口腔粘膜から吸収させることで、速やかに効果を得ることができます。
【(d)正しい ―― ニコチン】
禁煙補助剤の咀嚼剤(ガム製剤)として用いられます。ゆっくりと断続的に噛むことで、口腔粘膜からニコチンを吸収させます。
注意 …… 菓子のガムのように噛むと唾液が多く分泌されてニコチンが飲み込まれてしまい、吐きけや腹痛等の副作用が現れやすくなります。
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また、口腔内が酸性になると吸収が低下するため、コーヒーや炭酸飲料の摂取後しばらくは使用を避けます。
【なぜ口腔粘膜からの吸収を使うのか】
口腔粘膜から吸収された成分は、肝臓の初回通過効果を受けずに循環血液中に入ります。そのため効果が速やかに現れ、肝臓で分解されやすい成分でも効果を得ることができます。一方で、全身的な副作用も生じやすくなります。
【(a)(c)は該当しない】
アセトアミノフェンもアスピリンも解熱鎮痛成分で、経口投与して消化管から吸収させる成分です。口腔粘膜からの吸収を目的とした製剤はありません。
その他の粘膜吸収の例 ……
鼻炎用点鼻薬の成分は鼻粘膜から、含嗽薬(うがい薬)の成分は口腔や咽頭の粘膜から、一部が吸収されて循環血液中に入ることがあります。
局所作用を目的とした製剤でも、全身的な影響が起こり得ると理解しておいてください。
出典:登録販売者試験 令和4年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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