循環器系及び泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。…
人体の働きと医薬品 第39問
循環器系及び泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。a 心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすい。b 不整脈の発症リスクは、代謝機能の低下によって高まることがあるので、腎機能や肝機能の低下、併用薬との相互作用等に留意するべきである。c 排尿困難や尿閉の症状が現れるのは、前立腺肥大の基礎疾患のある男性に限られる。d 排尿困難や尿閉の症状は、多くの場合、原因となる医薬品の使用を中止するだけでは改善しにくい。
- (1)(a、b)
- (2)(a、c)
- (3)(a、d)
- (4)(b、c)
- (5)(b、d)
正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(a)(b)の2つです。
【(a)正しい ―― 心不全の既往】
心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすいとされます。そのため、心臓に負担をかける成分を含む医薬品では「心臓病の診断を受けた人は相談すること」と記載されます。
うっ血性心不全の症状 …… 息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重増加、咳とピンク色の痰など。
これらが現れたときは、早期に医師の診療を受ける必要があります。
【(b)正しい ―― 代謝機能の低下と不整脈】
不整脈の発症リスクは、代謝機能の低下によって高まることがあります。そのため腎機能や肝機能の低下、併用薬との相互作用等に留意するべきです。
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不整脈の症状 …… めまい、立ちくらみ、全身のだるさ(疲労)、動悸、息切れ、胸部の不快感、脈の欠落など。
失神やそれに伴う転倒にもつながるため、高齢者では特に注意が必要です。
【(c)が誤り ―― 男性に限られない】
排尿困難や尿閉の症状は、前立腺肥大の基礎疾患がない人や、女性においても報告されています。「男性に限られる」という記述は誤りです。
【(d)が誤り ―― 中止で改善することが多い】
排尿困難や尿閉の症状は、多くの場合原因となる医薬品の使用を中止することにより症状は速やかに改善します。「改善しにくい」という記述は誤りです。
原因になりやすい成分 ……
抗コリン作用がある成分(ロートエキス、ブチルスコポラミン臭化物、ジフェンヒドラミン等の抗ヒスタミン成分、ピレンゼピン塩酸塩など)です。
出典:登録販売者試験 令和4年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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