医薬品の副作用として現れる呼吸器系及び泌尿器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

人体の働きと医薬品 第38問

医薬品の副作用として現れる呼吸器系及び泌尿器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 間質性肺炎は、息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、空咳(痰の出ない咳)の症状を主に呈するが、必ずしも発熱は伴わない。b 排尿困難や尿閉の症状は、多くの場合、原因となる医薬品の使用を中止するだけでは改善しない。c 腎障害では、尿量の減少、ほとんど尿が出ないという症状のほかに、一時的に尿が増えるという症状が現れることがある。d 喘息は、合併症の有無にかかわらず、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失しても症状は寛解しない。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(a)(c)です。 【(a)正しい ―― 必ずしも発熱は伴わない】 間質性肺炎は、息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、空咳(痰の出ない咳)の症状を主に呈しますが、必ずしも発熱は伴いません。 だから …… かぜや気管支炎の症状と区別が難しいことがあります。 熱がないから ただの咳だ、とは言えません。 発症の時期 …… 一般的に、医薬品の使用開始から 1~2週間程度で起きることが多いとされます。 経過 …… 軽症の場合は医薬品の使用を中止すれば自然と回復することがありますが、悪化すると肺線維症(不可逆的な病変)に移行することがあります。
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【(b)が誤り ―― 中止により改善する】 排尿困難や尿閉の症状は、多くの場合、原因となる医薬品の使用を中止することにより症状は改善します。 起こる仕組み …… 膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状が現れます。 ひどくなると尿が全く出なくなったり(尿閉)、下腹部が膨満して痛みを感じるようになります。 起こしやすい成分 …… 抗コリン作用を持つ成分。 前立腺肥大等の基礎疾患がない人でも現れることが知られています。 【(c)正しい ―― 腎障害】 尿量の減少、ほとんど尿が出ないという症状のほかに、一時的に尿が増えるという症状が現れることがあります。 ほかの症状 …… むくみ(浮腫)、倦怠感、発疹、吐きけ・嘔吐、発熱、尿が濁る・赤みを帯びる (血尿)等。 【(d)が誤り ―― 消失すれば寛解する】 喘息は、合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解します。 喘息の起こり方 …… 原因となる医薬品の使用後、短時間(1時間以内)のうちに、鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳、喘鳴及び呼吸困難を生じます。 起こしやすい人 …… 解熱鎮痛薬で起こることが多く、アスピリン喘息として知られています。 成人になってから 喘息を発症した人、季節に関係なく 喘息発作が起こる人、「鼻茸」がある人、慢性副鼻腔炎を合併している人で発症しやすいとされています。 再使用は避ける …… 一度起きると、再度使用した際に同様に発症するおそれが高く、重篤化しやすいため、同種の医薬品の使用を避けます。

出典:登録販売者試験 令和7年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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