次の表は、ある一般用医薬品の滋養強壮保健薬に含まれている成分の一覧である。この滋養強壮保健薬に関する次の記述のうち、正し…
主な医薬品とその作用 第94問
次の表は、ある一般用医薬品の滋養強壮保健薬に含まれている成分の一覧である。この滋養強壮保健薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。2錠中リボフラビンリン酸エステルナトリウム 38mgピリドキシン塩酸塩 50mgチアミン硝化物 20mgニコチン酸アミド 40mgパントテン酸カルシウム 20mga ビタミンB12が含まれている。b ピリドキシン塩酸塩は、タンパク質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康を維持する。c 服用により、尿が黄色くなることがある。d 主に虚弱体質、妊娠・授乳期の骨歯の脆弱予防に用いられる。
- (1)(a、b)
- (2)(a、c)
- (3)(a、d)
- (4)(b、c)
- (5)(c、d)
正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(b)(c)の2つです。
この問題は成分一覧の表から製品の性格を読み取る形式です。正答から、この製品はビタミンB群を主体とするビタミン主薬製剤であり、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)とリボフラビン(ビタミンB2)を含む一方、シアノコバラミン(ビタミンB12)やカルシウムは含まないと読み取れます。
【(b)正しい ―― ピリドキシン塩酸塩の働き】
ビタミンB6は、タンパク質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康を維持します。口角炎、口唇炎、口内炎、舌の炎症、湿疹、手足のしびれの症状の緩和、また、妊娠・授乳期等におけるビタミンB6の補給に用いられます。
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【(c)正しい ―― 尿が黄色くなる】
リボフラビン(ビタミンB2)を摂取すると、尿が黄色くなることがあります。これは使用の中止を要する副作用等の異常ではありません。あらかじめ伝えておくと、購入者を驚かせずに済みます。
【(a)が誤り ―― ビタミンB12は含まれない】
シアノコバラミン等のビタミンB12は、赤血球の形成を助け、神経機能を正常に保つ働きがあり、貧血用薬に配合されることが多い成分です。
【(d)が誤り ―― これはカルシウム主薬製剤の効能】
虚弱体質、腺病質における骨歯の発育促進、妊娠・授乳期の骨歯の脆弱予防等に用いられるのは、カルシウム主薬製剤(クエン酸カルシウム、乳酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、グルコン酸カルシウム等を主薬とするもの)です。
ビタミンB群の整理 ……
B1(チアミン)は炭水化物からのエネルギー産生に不可欠で、神経の正常な働きを維持する。
B2(リボフラビン)は脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つ。
B6(ピリドキシン)はタンパク質の代謝に関与する。
B12(シアノコバラミン)は赤血球の形成を助ける。
出典:登録販売者試験 令和4年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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