医薬品の副作用として現れる偽アルドステロン症に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
人体の働きと医薬品 第38問
医薬品の副作用として現れる偽アルドステロン症に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加することにより生じる。b 主な症状に、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、こむら返り、手足のしびれ、むくみ(浮腫)等がある。c 病態が進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困難、痙攣等を生じる。d 複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある。
- (1)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (2)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 正
- (3)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (4)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (5)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
正答 (5)
正答は (5)。正しいのは(b)(c)(d)です。
【(a)が誤り ―― 分泌は増加していない】
偽アルドステロン症は、副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらずそれと同じような状態となる病態です。だから「偽」と呼ばれます。設問は「増加することにより生じる」としており、名前の由来そのものを取り違えています。
【(b)正しい ―― 主な症状】
体内にナトリウムと水が貯留し、体からカリウムが失われることによって、次のような症状が現れます。
手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、こむら返り、倦怠感、手足のしびれ、頭痛、むくみ(浮腫)、喉の渇き、吐きけ・嘔吐
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水とナトリウムが体に溜まれば循環血液量が増え、血圧は上がる、と筋道で覚えてください。
【(c)正しい ―― 進行したとき】
病態が進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困難、痙攣等を生じます。低カリウム血症によるものです。
【(d)正しい ―― 相互作用でも起こる】
複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがあります。
主な原因 …… カンゾウ(甘草)に含まれる
グリチルリチン酸の大量摂取です。
カンゾウは非常に多くの漢方処方や医薬品に配合されているため、気づかないうちに重複することがあります。
また、グリチルリチン酸は甘味料として食品にも用いられています。
1日摂取量がグリチルリチン酸として40ミリグラム以上となる製品では、高齢者、むくみのある人、心臓病・腎臓病・高血圧の診断を受けた人は相談が必要です。
低身長、低体重など体表面積が小さい者や高齢者で生じやすいとされています。
出典:登録販売者試験 令和5年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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