胃の薬の配合成分等に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第74問

胃の薬の配合成分等に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。a ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が遅くなるおそれがある。b センブリは、味覚を刺激して反射的な唾液や胃液の分泌を促すことにより、弱った胃の働きを高めることを目的として配合されている場合がある。c リュウタンは、クマ科のUrsus arctos Linné 又はその他近縁動物の胆汁を乾燥したものを基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられる。d カルニチン塩化物は、胃の働きの低下や食欲不振の改善を期待して、胃腸薬や滋養強壮保健薬に用いられる。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(b)(d)の2つです。 【(a)が誤り ―― 脈は「速く」なる】 ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が速くなるおそれがあります。遅くなるのではありません。 なぜ速くなるのか …… ロートエキスは抗コリン成分です。 副交感神経の働きを抑えるため、心拍数は増加する方向に働きます。 作用の向きから考えれば導ける論点です。 また、母乳が出にくくなることもあります。 【(b)正しい ―― センブリ】 味覚を刺激して反射的な唾液や胃液の分泌を促すことにより、弱った胃の働きを高めることを目的として配合されます。リンドウ科のセンブリの開花期の全草を基原とする苦味健胃生薬です。
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重要な注意 …… 苦味や香りによる健胃生薬は、オブラートで包む等、味や香りを遮蔽する方法で服用すると効果が期待できません。 【(c)が誤り ―― これはユウタンの説明】 クマ科のヒグマその他近縁動物の胆汁を乾燥したものを基原とし、苦味による健胃作用を期待して用いられるのはユウタンです。 リュウタンとは …… リンドウ科のトウリンドウの根及び根茎を基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられます。 【(d)正しい ―― カルニチン塩化物】 胃液分泌を促す、胃の運動を高める、胃壁の血行を良くする等の作用があるとされ、胃の働きの低下や食欲不振の改善を期待して、胃腸薬や滋養強壮保健薬に用いられます。

出典:登録販売者試験 令和5年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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