胃腸鎮痛鎮痙薬の配合成分等に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。…
主な医薬品とその作用 第75問
胃腸鎮痛鎮痙薬の配合成分等に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。a パパベリン塩酸塩は、胃液分泌を抑える目的で使用される。b エンゴサクは、ナス科ハシリドコロの根茎及び根を基原とし、鎮痛鎮痙作用を期待して配合される。c オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされている。d ブチルスコポラミン臭化物については、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることが知られている。
- (1)(a、b)
- (2)(a、d)
- (3)(b、c)
- (4)(b、d)
- (5)(c、d)
正答 (5)
正答は (5)。正しいのは(c)(d)の2つです。
【(a)が誤り ―― パパベリンに胃液分泌抑制作用はない】
パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示しますが、抗コリン成分と異なり、胃液分泌を抑える作用はありません。
ただし注意すべき点 ……
眼圧を上昇させる作用はあるため、緑内障の診断を受けた人は相談が必要です。
この「胃液分泌抑制はないが眼圧上昇はある」という
組合せが繰り返し問われます。
【(b)が誤り ―― これはロートコンの説明】
解説の続きをみる続きを閉じる
ナス科ハシリドコロの根茎及び根を基原とするのはロートコンです(その抽出物がロートエキス)。
エンゴサクとは ……
ケシ科のCorydalis turtschaninovii Besser forma yanhusuo
Y.H.Chou et C.C.Hsuの塊茎を、通例、湯通ししたものを基原とする生薬で、鎮痛鎮痙作用を期待して配合されます。
シャクヤクとともに用いられることが多い生薬です。
【(c)正しい ―― オキセサゼイン】
局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用されます。
注意 …… 妊娠中や小児における安全性が確立されていないため、妊婦、15歳未満の小児は使用を避けます。
また、長期間服用しないこととされています。
【(d)正しい ―― ブチルスコポラミン臭化物】
抗コリン成分で、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることが知られています。
抗コリン成分に共通する注意 ……
散瞳による目のかすみや異常なまぶしさ、顔のほてり、頭痛、眠気、口渇、便秘、排尿困難。
緑内障、前立腺肥大による排尿困難のある人は相談が必要です。
出典:登録販売者試験 令和5年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は神奈川県の見解ではありません。内容について、神奈川県へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「主な医薬品とその作用」のほかの問題
- 令和4年度 第95問次の漢方処方製剤の「適用となる症状・体質」と「重篤な副作用」の記述のうち、正しいものの組
- 令和6年度 第81問次の表は、ある一般用医薬品の貧血用薬に含まれている成分の一覧である。この貧血用薬に関する
- 令和7年度 第67問鎮暈薬(乗物酔い防止薬)及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれ
- 令和7年度 第93問歯や口中に用いる薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか
- 令和3年度 第79問高コレステロール改善薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれ
- 令和4年度 第65問眠気防止薬の主な有効成分として配合されるカフェインに関する次の記述の正誤について、正しい
スポンサーリンク

