高齢者への医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第10問
高齢者への医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 高齢者は、持病(基礎疾患)を抱えていることが多いが、一般用医薬品の使用によって基礎疾患の症状が悪化したり、治療の妨げとなる場合はない。b 高齢者の生理機能の衰えの度合いは個人差が小さいので、年齢から副作用のリスク増大の程度を判断できる。c 一般用医薬品の販売等に際しては、実際にその医薬品を使用する高齢者の個々の状況に即して、適切に情報提供や相談対応がなされることが重要である。d 高齢者は、喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている(嚥下障害)場合があり、内服薬を使用する際に喉に詰まらせやすい。
- (1)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
- (2)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (3)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 正
- (4)a: 誤 b: 誤 c: 誤 d: 誤
- (5)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 正
正答 (5)
正答は (5)。正しいのは(c)(d)です。
【(a)が誤り ―― 悪化も妨げも起こりうる】
高齢者は持病(基礎疾患)を抱えていることが多く、一般用医薬品の使用によって基礎疾患の症状が悪化したり、治療の妨げとなる場合があります。
ほかの特徴 ……
医薬品の取り違えや飲み忘れを起こしやすいこと、細かい文字が見えづらく、添付文書や製品表示の記載を読み取るのが難しいこと、医薬品の説明を理解するのに時間がかかることなどが挙げられます。
【(b)が誤り ―― 個人差は大きい】
高齢者の生理機能の衰えの度合いは個人差が大きく、年齢のみから副作用のリスク増大の程度を判断することは難しいとされています。
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つまり ……
「何歳だから
これくらい」という
一律の当てはめはできません。
年齢区分 ……
「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」において、おおよその目安として65歳以上を「高齢者」としています。
ここも60歳と入れ替える
引っかけが出ます。
【(c)正しい ―― 個々の状況に即して】
一般用医薬品の販売等に際しては、実際にその医薬品を使用する高齢者の個々の状況に即して、適切に情報提供や相談対応がなされることが重要です。
具体的には ……
説明をゆっくり行う。
文字の大きさに配慮する。
家族等の理解や協力も含めた配慮が重要となります。
【(d)正しい ―― 嚥下障害】
高齢者は、喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている(嚥下障害)場合があり、内服薬を使用する際に喉に詰まらせやすいとされています。
誤嚥 ……
医薬品の副作用で口渇が生じた場合にも、誤嚥(食べ物等が誤って気管に入り込むこと)を誘発しやすくなります。
誤嚥から ……
誤嚥性肺炎を引き起こすおそれがあります。
高齢者への販売では注意すべき点です。
出典:登録販売者試験 令和7年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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