医薬品の副作用として現れる循環器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

人体の働きと医薬品 第39問

医薬品の副作用として現れる循環器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰などを認めた場合は、うっ血性心不全の可能性を疑い、早期に医師の診療を受ける必要がある。b うっ血性心不全とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる疾患のことである。c 高血圧や心臓病等、循環器系疾患の診断を受けている人は、心臓や血管に悪影響を及ぼす可能性が高い医薬品を使用してはならない。d 不整脈の発症リスクは、代謝機能の低下によって高まることがあるので、腎機能や肝機能の低下、併用薬との相互作用等に留意するべきである。

正答 (3)
正答は (3)。(b)だけが誤りです。 【(a)正しい ―― うっ血性心不全の症状】 息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰などを認めた場合は、うっ血性心不全の可能性を疑い、早期に医師の診療を受ける必要があります。 なぜピンク色の痰か …… 肺に血液が貯留して、血液の成分が気道へ漏れ出るためです。 急な体重の増加 …… 水分が体に溜まっていることを示しています。 足のむくみと同じ原因です。 【(b)が誤り ―― これは不整脈の説明】 心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態は不整脈です。
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うっ血性心不全とは …… 全身が必要とする量の血液を心臓から送り出せなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患です。 「うっ血」という語から、血液が滞る病態であると読み取ってください。 不整脈の症状 …… めまい、立ちくらみ、全身のだるさ(疲労)、動悸、息切れ、胸部の不快感、脈の欠落等。 自覚症状がない場合もあります。 【(c)正しい ―― 循環器系疾患がある人】 高血圧や心臓病等、循環器系疾患の診断を受けている人は、心臓や血管に悪影響を及ぼす可能性が高い医薬品を使用してはなりません。 そうした成分 …… アドレナリン作動成分 (メチルエフェドリン塩酸塩、プソイドエフェドリン塩酸塩等)、マオウ、カフェイン、グリチルリチン酸を含む成分、硫酸ナトリウム、グリセリンが配合された浣腸薬。 だから …… 医療機関で治療を受けている場合には、一般用医薬品を使用しようとする人が治療を行っている 医師又は歯科医師、調剤を行った薬剤師に相談するよう 説明する必要があります。 【(d)正しい ―― 代謝機能の低下】 不整脈の発症リスクは、代謝機能の低下によって高まることがあるので、腎機能や肝機能の低下、併用薬との相互作用等に留意するべきです。 なぜか …… 代謝・排泄が遅れると血中濃度が高くなりやすく、心臓への影響が強く出ます。 高齢者では特に注意が要ります。

出典:登録販売者試験 令和7年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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