浣腸薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第76問

浣腸薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。a グリセリンが配合された浣腸薬を、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用すると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすおそれがある。b ソルビトールは、炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。c 注入剤を使用する時の注意点として、薬液を注入するときはできるだけ早く押し込み、注入が終わったら放出部をゆっくりと抜き取ることが挙げられる。d 注入剤の薬液を注入した後すぐに排便を試みると、薬液のみが排出されて効果が十分得られないことから、便意が強まるまでしばらく我慢する。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(d)です。 【(a)正しい ―― グリセリンと溶血】 グリセリンが配合された浣腸薬を、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用すると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすおそれがあります。 さらに …… 腎不全を起こすおそれもあります。 痔出血のある人は使用前に相談が必要です。 【(b)が誤り ―― 炭酸ガスは炭酸水素ナトリウム】 炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられるのは炭酸水素ナトリウムです。
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ソルビトールとは …… グリセリンと同様に、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促します。 二つを分ける …… グリセリン、ソルビトール ……   浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込む 炭酸水素ナトリウム ……   炭酸ガスの微細な気泡を発生して直腸を刺激 炭酸水素ナトリウムの注意 …… まれにショックを生じることがあります。 【(c)が誤り ―― ゆっくり注入する】 注入剤を使用するときは、薬液を注入するときはゆっくりと押し込み、注入が終わったら放出部をゆっくりと抜き取ります。 設問は …… 「できるだけ早く押し込み」と書いていますが、ゆっくりです。 なぜか …… 急に注入すると不快感を生じます。 そのほかの注意 …… 薬液は人肌程度に温めておくと不快感が少なくなります。 半量等を使用した場合は、残量を再利用せずに廃棄します (細菌汚染のおそれ)。 【(d)正しい ―― 便意が強まるまで我慢する】 注入剤の薬液を注入した後すぐに排便を試みると、薬液のみが排出されて効果が十分得られないことから、便意が強まるまでしばらく我慢します。 目安 …… 3分から10分程度です。 【浣腸薬の基本】 連用しない …… 繰り返し使用すると       直腸の感受性の低下       (いわゆる慣れ)が生じて効果が弱くなる 妊婦は使用を避ける …… 直腸の急激な動きに           刺激されて流産・早産を誘発するおそれ 立ちくらみ …… 排便時に症状が       現れることがある

出典:登録販売者試験 令和7年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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