殺虫剤・忌避剤の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
主な医薬品とその作用 第99問
殺虫剤・忌避剤の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a イカリジンは、年齢による使用制限がない成分で、蚊やマダニに対して殺虫効果を示す。b フェノトリンは、シラミの刺咬による痒みや腫れ等の症状を和らげることを目的として、シャンプーやてんか粉に配合されている。c メトプレンは、幼虫が十分成長して蛹になるのを抑えているホルモン(幼若ホルモン)に類似した作用を有し、幼虫が蛹になるのを妨げる。d ピレスロイド系殺虫成分の殺虫作用は、神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害することによるものである。
- (1)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 正
- (2)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (3)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (4)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
- (5)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 正
正答 (5)
正答は (5)。正しいのは(c)(d)です。
【(a)が誤り ―― イカリジンは忌避成分】
イカリジンは忌避成分であり、殺虫効果はありません。
イカリジンの特徴 ……
年齢による使用制限がない
忌避成分です。
蚊やマダニなどに対して忌避効果を示します。
ディートとの違い ……
ディートは、生後6ヶ月未満の乳児には使用を避けることとされ、生後6ヶ月以上12歳未満では顔面への使用を避け、1日の使用限度を守って使用する必要があります。
忌避剤とは ……
蚊やノミ等が人体に取り付いて吸血するのを防止するものであって、虫さされによる
解説の続きをみる続きを閉じる
痒みや腫れなどの症状を和らげる効果はありません。
【(b)が誤り ―― フェノトリンは殺虫成分】
フェノトリンはピレスロイド系殺虫成分で、シラミの駆除を目的としてシャンプーやてんか粉に配合されています。
痒みや腫れ等の症状を和らげるためではありません。
特徴 ……
殺虫成分で唯一、人体に直接適用されるものです。
シラミの防除 ……
医薬品による方法のほか、衣服やシーツ等の熱湯処理、物理的方法(散髪、丸刈り、専用の櫛)もあわせて行われます。
【(c)正しい ―― メトプレン】
昆虫成長阻害成分で、幼虫が十分成長して蛹になるのを抑えているホルモン(幼若ホルモン)に類似した作用を有し、幼虫が蛹になるのを妨げます。
同じ働きの成分 ……
ピリプロキシフェン。
注意 ……
蛹にならずに成虫になる
不完全変態の昆虫(シラミ等)やダニには効果がありません。
別の仕組みの昆虫成長阻害成分 ……
ジフルベンズロン …… 脱皮時の
新しい外殻の形成を阻害して幼虫の正常な脱皮をできなくする
【(d)正しい ―― ピレスロイド系】
神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害することによります。
殺虫成分の作用機序 ……
有機リン系 …… アセチルコリンエステラーゼと
不可逆的に結合
ピレスロイド系 …… 神経細胞に直接作用して
神経伝達を阻害
カーバメイト系、オキサジアゾール系 ……
アセチルコリンエステラーゼと可逆的に結合
有機塩素系 …… 神経細胞に直接作用
(オルトジクロロベンゼンがウジ、ボウフラの防除に用いられる)
昆虫成長阻害成分 …… 直接の殺虫作用ではなく、
成長を阻害する
出典:登録販売者試験 令和7年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は神奈川県の見解ではありません。内容について、神奈川県へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「主な医薬品とその作用」のほかの問題
- 令和5年度 第79問貧血用薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 令和6年度 第65問眠気を促す薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 令和6年度 第91問外皮用薬に配合される抗真菌成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 令和3年度 第77問駆虫薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 令和4年度 第63問化学的に合成された解熱鎮痛成分の作用に関する次の記述について、( )の中に入れるべき
- 令和4年度 第89問外皮用薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
スポンサーリンク

