外皮用薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第89問

外皮用薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a フェルビナクは、プロスタグランジンの産生を抑える作用を示す。b ユーカリ油は、皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して配合されている。c クロタミトンは、皮膚に軽い灼熱感を与えることで痒みを感じにくくさせる効果を期待して配合されている場合がある。d ヘパリン類似物質は、血液凝固を抑える働きがあるため、出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑症など)の診断を受けた人では、使用を避ける必要がある。

正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(a)(c)(d)です。 【(a)正しい ―― フェルビナク】 プロスタグランジンの産生を抑える作用を示す非ステロイド性抗炎症成分です。 注意 …… 喘息の副作用を引き起こす可能性があるため、喘息の既往がある人は使用を避けます。 また、皮膚感染症に対しては効果がなく、痛みや腫れを鎮めることで皮膚感染症が自然治癒しにくくなる おそれがあるため、みずむしや化膿している患部には使用しません。 妊娠中の女性、15歳未満の小児向けの製品もありません。 【(b)が誤り ―― ユーカリ油は冷感刺激】
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ユーカリ油は、皮膚に冷感刺激を与える成分です。温感刺激を与えて末梢血管を拡張させるのは、カプサイシン、ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、トウガラシ(生薬)です。 整理 …… 冷感刺激成分はメントール、カンフル、ハッカ油、ユーカリ油。 打撲や捻挫などの急性の腫れには、患部が熱を持っているため冷感刺激成分が適しています。 温感刺激成分を配合した貼付剤は、入浴前後の使用を避ける必要があります (強い痛みを生じるおそれがあるため、入浴の1時間前にはがし、入浴後は皮膚のほてりが鎮まってから貼ります)。 【(c)正しい ―― クロタミトン】 皮膚に軽い灼熱感を与えることで痒みを感じにくくさせる効果を期待して配合されます。 【(d)正しい ―― ヘパリン類似物質】 血行促進、保湿のほか血液凝固を抑える働きがあるため、出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病等)の診断を受けた人では使用を避ける必要があります。同じ理由で、ポリエチレンスルホン酸ナトリウムも出血性血液疾患の人には使用できません。

出典:登録販売者試験 令和4年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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