かぜ薬に配合される成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…
主な医薬品とその作用 第22問
かぜ薬に配合される成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 解熱鎮痛成分であるアセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない。b 鎮咳成分であるコデインリン酸塩水和物は、依存性がある成分である。c トラネキサム酸は、体内での起炎物質の産生を抑制することで鼻粘膜や喉の炎症の発生を抑え、腫れを和らげるが、凝固した血液を溶解されやすくする働きもある。d グリチルリチン酸二カリウムの作用本体であるグリチルリチン酸は、化学構造がステロイド性抗炎症成分に類似していることから、抗炎症作用を示すと考えられている。
- (1)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
- (2)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 正
- (3)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (4)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 正
- (5)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
正答 (2)
正答は (2)。c が誤りです。
【(a)正しい ―― アセトアミノフェンは中枢に効く】
アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらします。末梢における抗炎症作用は期待できません。
ここがほかの解熱鎮痛成分との大きな違いです。アスピリンやイブプロフェンは末梢でプロスタグランジンの産生を抑えて炎症を鎮めますが、アセトアミノフェンにはその働きがほとんどありません。そのぶん胃腸障害が起こりにくく、小児にも使いやすい成分です。
【(b)正しい ―― コデインには依存性がある】
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コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩は、麻薬性鎮咳成分です。依存性があり、乱用のおそれがあります。
また12歳未満の小児には使用禁忌です。呼吸抑制のおそれがあるためで、これも頻出です。
【(c)誤り ―― 溶解されやすく、ではない】
ここが引っかけどころです。トラネキサム酸は、凝固した血液を溶解されにくくする働きがあります。設問の「溶解されやすくする」は逆です。
だからこそ、血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎等)や血栓を起こすおそれのある人では、治療を行っている医師等に相談することとされています。血が固まりやすくなる方向に働くからです。
前半の「起炎物質の産生を抑制して炎症を抑える」は正しい記述です。後半だけが逆になっているという作りに注意してください。
【(d)正しい ―― グリチルリチン酸はステロイドに似た構造】
グリチルリチン酸二カリウムの作用本体であるグリチルリチン酸は、化学構造がステロイド性抗炎症成分に類似していることから、抗炎症作用を示すと考えられています。
あわせて、1日最大服用量がグリチルリチン酸として40mg以上となる製品は、長期連用を避けること、偽アルドステロン症を生じるおそれがあることも押さえておいてください。
出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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