かぜの症状緩和に用いられる漢方処方製剤のうち、マオウを含むものとして、正しいものの組み合わせはどれか。…
主な医薬品とその作用 第21問
かぜの症状緩和に用いられる漢方処方製剤のうち、マオウを含むものとして、正しいものの組み合わせはどれか。a 葛根湯b 小青竜湯c 半夏厚朴湯d 桂枝湯
- (1)(a、b)
- (2)(a、c)
- (3)(b、d)
- (4)(c、d)
正答 (1)
正答は (1)。(a、b)の組み合わせです。
マオウを含むのは葛根湯と小青竜湯です。
【マオウを含む主な漢方処方製剤】
かぜ薬・鎮咳去痰薬のほか、関節痛や肥満症に用いる処方も含めて、マオウを含むのは次のとおりです。
葛根湯 麻黄湯 小青竜湯
麻杏甘石湯 五虎湯 神秘湯
麻杏薏甘湯 薏苡仁湯 防風通聖散
名前が「麻」で始まる麻黄湯・麻杏甘石湯・麻杏薏甘湯は、マオウ(麻黄)の「麻」です。そこに葛根湯・小青竜湯・五虎湯・神秘湯・薏苡仁湯・防風通聖散を足して覚えると取りこぼしません。ただし、麻子仁丸の「麻」は麻子仁で、マオウは含みませんので、名前だけで決めつけないでください。
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【(c)半夏厚朴湯 ―― マオウもカンゾウも含まない】
半夏厚朴湯は、マオウもカンゾウも含まないという点で目立つ処方です。気分がふさいで咽喉に異物感がある人に使われます。構成生薬を問う設問では、この「どちらも含まない」がそのまま答えになることが多いので覚えておいてください。
【(d)桂枝湯 ―― カンゾウは含むがマオウは含まない】
桂枝湯は体力虚弱な人のかぜの初期に用いられます。カンゾウは含みますが、マオウは含みません。葛根湯と並べて出されると迷いやすいところです。
【なぜマオウが問われるのか】
マオウにはエフェドリン類が含まれ、交感神経系への刺激作用があります。そのため次の人では注意が要ります。
心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の診断を受けた人
発汗傾向の著しい人
高齢者、妊婦
また依存性があり、ドーピング検査で陽性となるおそれもあります。含むかどうかを覚える意味は、ここにあります。
出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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