婦人薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第42問

婦人薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 鎮静作用を期待して、モクツウが配合されている場合がある。b エチニルエストラジオールは、人工的に合成された女性ホルモンの一種であり、エストラジオールを補充するものである。c 胃腸症状に対する効果を期待して、オウレンが配合されている場合がある。d 漢方処方製剤である加味逍遙散は、構成生薬としてカンゾウを含む。

正答 (5)
正答は (5)。組み合わせは a 誤、b 正、c 正、d 正 です。 【(a)が誤り ―― モクツウは利尿成分】 モクツウは、利尿作用を期待して配合される生薬です。鎮静作用を期待して配合されるものではありません。 モクツウは、アケビ科のアケビ又はミツバアケビの蔓性の茎を、通例、横切りしたものを基原とする生薬です。 婦人薬に配合される生薬を、目的別に整理しておきましょう。 鎮静 …… サンソウニン、カノコソウ 鎮静、鎮痛、女性の滞っている月経を促す …… コウブシ 鎮静、鎮痛、女性の滞っている月経を促す …… サフラン(血行促進も)
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血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和。強壮、鎮静、鎮痛 …… センキュウ、トウキ、ジオウ 胃腸症状に対する効果 …… オウレン、ソウジュツ、ビャクジュツ 利尿 …… モクツウ、ブクリョウ 【(b)正しい ―― エチニルエストラジオール】 エチニルエストラジオールは、人工的に合成された女性ホルモンの一種であり、エストラジオールを補充するものです。記述のとおりです。 女性ホルモン成分については、次の点が重要です。 配合されている医薬品は、女性ホルモンを補充することを目的とする 妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって、胎児の先天性異常の発生が報告されており、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避ける 授乳婦においては、乳汁中に移行することが考えられ、使用を避ける 長期連用により、血栓症を生じるおそれがあり、また乳癌や脳卒中などの発生確率が高まる可能性がある 膣粘膜又は外陰部に適用されるものであっても、女性ホルモン成分は循環血液中に移行する 外用であっても全身に及ぶ、という点が特に問われます。 【(c)正しい ―― オウレンは胃腸症状に】 胃腸症状に対する効果を期待して、オウレンが配合されている場合があります。記述のとおりです。 オウレンは、キンポウゲ科のオウレン等の根をほとんど除いた根茎を基原とする生薬です。健胃薬や止瀉薬(ベルベリンを含む)としても用いられます。 同じ生薬が、薬効群をまたいで別の目的で使われる例として押さえておきましょう。 【(d)正しい ―― 加味逍遙散はカンゾウを含む】 漢方処方製剤である加味逍遙散は、構成生薬としてカンゾウを含みます。記述のとおりです。 加味逍遙散は、体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症に適すとされます。 まれに重篤な副作用として、肝機能障害、腸間膜静脈硬化症を生じることがあります。 婦人薬に用いられる主な漢方処方と、カンゾウの有無をまとめておきます。 温経湯 …… カンゾウを含む 加味逍遙散 …… カンゾウを含む 桂枝茯苓丸 …… カンゾウを含まない 五積散 …… カンゾウ、マオウを含む 桃核承気湯 …… カンゾウ、ダイオウを含む 当帰芍薬散 …… カンゾウを含まない

出典:登録販売者試験 令和6年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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