尿糖・尿タンパク検査薬の検査結果に影響を与える要因に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…
主な医薬品とその作用 第56問
尿糖・尿タンパク検査薬の検査結果に影響を与える要因に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。a 通常、尿は弱アルカリ性であるが、食事その他の影響で中性~弱酸性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがある。b 尿糖又は尿タンパクを検出する部分を長い間尿に浸していると、検出成分が溶け出してしまい、正確な検査結果が得られなくなることがある。c 出始めの尿では、尿道や外陰部等に付着した細菌や分泌物が混入することがあるため、中間尿を採取して検査することが望ましい。d 尿タンパク検査の場合は、原則として食後1~2時間の尿を検体とする。
- (1)(a、b)
- (2)(b、c)
- (3)(c、d)
- (4)(a、d)
正答 (2)
正答は (2)。(b、c)の組み合わせです。
【(a)誤り ―― 通常の尿は弱酸性】
ここが引っかけどころです。通常、尿は弱酸性です。食事その他の影響で中性〜弱アルカリ性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがあります。
設問は「弱アルカリ性」が通常で、「中性〜弱酸性」に傾くと不正確になる、と書いており、酸性とアルカリ性がそっくり入れ替わっています。この入れ替えは他の地域ブロックでも繰り返し出題されている定番です。尿は弱酸性と一本で覚えてください。
【(b)正しい ―― 長く浸してはいけない】
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尿糖または尿タンパクを検出する部分を長い間尿に浸していると、検出成分が溶け出してしまい、正確な検査結果が得られなくなることがあります。
検査薬は、試験紙の上に置かれた試薬が尿の成分と反応して発色する仕組みです。浸しっぱなしにすれば、その試薬そのものが尿に流れ出てしまいます。「長く浸したほうがよく反応する」わけではない、という点が理屈の芯です。
したがって、尿に浸す時間は使用説明書に従うことになります。
【(c)正しい ―― 中間尿を採取する】
出始めの尿では、尿道や外陰部等に付着した細菌や分泌物が混入することがあります。そのため、中間尿を採取して検査することが望ましいとされます。
出始めを捨てる理由がここにあります。「出始めの尿を採取することが望ましい」という書き換えが誤り選択肢の定番です。
【(d)誤り ―― 尿タンパクは早朝尿】
ここも引っかけどころです。検体の採り方は、尿糖と尿タンパクで違います。
尿糖検査 原則として食後1〜2時間の尿を検体とする
尿タンパク検査 原則として早朝尿(起床直後の尿)を検体とし、
激しい運動の直後は避ける
尿糖・尿タンパク同時検査 早朝尿(起床直後の尿)を検体とするが、
尿糖が検出された場合には食後の尿につき
改めて検査して判断する
設問の「尿タンパク検査は食後1〜2時間」は、尿糖のほうの条件が持ち込まれています。
理屈も添えておきます。尿糖は食事で血糖が上がった後に出やすいので食後を見ます。尿タンパクは運動や体位の影響を受けやすいので、影響の少ない起床直後を見ます。
【あわせて押さえること ―― 検査結果の判断】
尿糖・尿タンパク検査薬は、尿中の糖やタンパク質の有無を調べる
ものであり、その結果をもって直ちに疾患の有無や種類を判断することはできません
検査結果が陰性でも、何らかの症状がある場合は
再検査または医療機関の受診を勧める
腎臓や膀胱の病気のほか、尿タンパクは腎炎やネフローゼ、
尿路感染症、尿路結石、膀胱炎等でも異常となりうる
医薬品の使用により、検査結果に影響を与える成分を含むものがある
出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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