D VORからE VORまでのGSに、最も近いのはどれか。…
空中航法 第19問
D VORからE VORまでのGSに、最も近いのはどれか。
- (1)306kt
- (2)298kt
- (3)290kt
- (4)282kt
正答 (4)
正答は (4)。GSは約282ktです。
【まず巡航のTASを決める】
D→E区間の条件は、高度20,000ft、外気温STDです。重量は、離陸から上昇と巡航で燃料を消費して約83,000lb台まで落ちており、重量帯は「BELOW 85 ~ AT or ABOVE 75」になります。
2 ENGINE CRUISE(TEMP:STANDARD)の20,000ftの行から
TAS 312kt(F/F 3,500lb/h)
【風の成分を分ける】
D→E区間はTC275°、風は350°/80ktです。
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風とコースの差 350 - 275 = 75°
向かい風成分 80 × cos75° ≒ 20.7kt
横風成分 80 × sin75° ≒ 77.3kt
【偏流修正角】
sin WCA = 77.3 ÷ 312 = 0.248 → WCA ≒ 14.3°
横風成分が77ktと大きいため、修正角も14°と大きくなります。
【GSを出す】
GS = TAS × cos(WCA) - 向かい風成分
= 312 × cos14.3° - 20.7
= 312 × 0.969 - 20.7
= 302.3 - 20.7 ≒ 282kt
【修正角の影響を落とさない】
向かい風成分20.7ktだけを引いて 312-20.7=291kt としてしまうと、選択肢(2)の298ktや(3)の290ktに近い値になってしまいます。
横風が大きいときは、機首を風上へ向けた分だけコース方向の速度成分が減る(312→302kt)ことを必ず織り込んでください。横風成分がTASの4分の1近くもある今回は、この効果だけで約10kt効いています。
出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 空中航法 問19(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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