ヨー・ダンパ・システムに関する説明で誤りはどれか。…
航空工学 第11問
ヨー・ダンパ・システムに関する説明で誤りはどれか。
- (1)釣合旋回のための方向舵を作動させる。
- (2)タックアンダを防止する。
- (3)ダッチ・ロールを防止する。
- (4)ヨー・レート・ジャイロは旋回率(ヨー角速度)を検知する。
正答 (2)
正答は (2)。タックアンダを防ぐのはヨー・ダンパではありません。
【ヨー・ダンパの役目】
ヨー・ダンパは方向(ヨー)の動きを扱う装置です。
・ダッチ・ロールを防止する
・釣合旋回のための方向舵を作動させる
・ヨー・レート・ジャイロが旋回率(ヨー角速度)を検知する
後退翼の高速機は、横滑りすると上反角効果で復元する一方、方向安定が弱いため、ロールとヨーが連成した振動(ダッチ・ロール)を起こしやすくなります。これを方向舵の自動操作で抑えるのがヨー・ダンパです。
【タックアンダを扱うのは別の装置】
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タックアンダは、高速で機首が下がっていく縦方向の現象です。方向舵ではなく、昇降舵や水平安定板で補正します。
タックアンダの補正 …… マック・トリム(Mach Trim)
マッハ数に応じて自動で機首上げ方向にトリムを与え、操縦桿の押し引きの感覚が変わらないようにします。
【軸で整理する】
ヨー(方向) …… ダッチ・ロール → ヨー・ダンパ
ピッチ(縦) …… タックアンダ → マック・トリム
ロール(横) …… エルロン・リバーサル → スポイラ併用など
扱う軸が違う、という一点で(2)を外せます。
出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空工学 問11(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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