視認進入(Visual Approach)の説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選…

航空通信 第18問

視認進入(Visual Approach)の説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)パイロットが先行機を視認できない場合は進入許可は発出されない。(b)雲高の値に飛行場標高を加えた高さが最低誘導高度よりも500フィート以上高いことに加え、地上視程が5キロメートル以上のときに適用される。(c)先行機がない場合はタワーからの自機の目視確認により進入許可が発出される。(d)視認進入の進入許可の発出後は、視認している先行機との間隔設定及び後方乱気流回避は管制の責任である。

正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(b)だけです。 【視認進入とは】 計器飛行方式で飛行中の航空機が、飛行場や先行機を視認することを条件に、計器進入方式によらずに目視で進入する方式です。進入経路が短縮でき、交通をさばく効率が上がります。 【(b)が正しい ―― 適用の条件】 雲高の値に飛行場標高を加えた高さが  最低誘導高度より500フィート以上高いこと 地上視程が5キロメートル以上であること この二つを満たすときに適用されます。 【(a)が誤り ―― 先行機がなくても発出される】 視認進入の許可は、先行機を視認した場合だけでなく、飛行場を視認した場合にも発出されます。先行機がいない状況でも視認進入は成立します。
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【(c)が誤り ―― 確認するのは操縦士】 許可の根拠になるのは、操縦士が飛行場または先行機を視認していることです。タワーが地上から機体を目視で確認したから許可が出る、というものではありません。 見えていなければならないのは操縦士の側です。 【(d)が誤り ―― 責任は操縦士にある】 視認進入の許可が発出された後、先行機との間隔設定および後方乱気流の回避は、操縦士の責任です。 これが視認進入の本質です。管制官は「あなたが見て、あなたが間隔を取ってください」と委ねているからこそ、短い間隔でさばくことができます。責任が管制側に残るなら、視認進入にする意味がありません。 【三つの誤りに共通するもの】 (a)(c)(d)はいずれも、見る主体・責任を負う主体を取り違えています。視認進入は「操縦士が見て、操縦士が責任を持つ」方式だと押さえれば、まとめて判断できます。

出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空通信 問18(国土交通省 公表)出典元ページ

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