エックス線の利用に関する次のAからDの記述について、正しいものの全ての組合せは(1)〜(5)のうちどれか。…

エックス線の管理に関する知識 第8問

エックス線の利用に関する次のAからDの記述について、正しいものの全ての組合せは(1)〜(5)のうちどれか。A 被検査物体にエックス線を照射し、透過線の強度の違いから内部の構造を調べる手法をラジオグラフィ(透過撮影法)という。B 空港の手荷物検査装置は、被検査物体にエックス線を照射した結果発生する特性エックス線のエネルギーを分析することにより、手荷物の検査を行う装置である。C 後方散乱線を利用する検査方法では、エックス線フィルム(又はエックス線検出器)を、被検査物体の裏側ではなく、エックス線源と同じ側に配置して検査を行う。D 溶接による残留応力など金属にひずみがあると原子が規則正しく並んでいる格子間隔が正常値からずれるので、エックス線の回折を利用して、ひずみの度合いを測定することができる。

正答 (2)
正答は (2)。A、C、Dが正しい記述です。 誤っているのはBだけです。 【Bのどこが誤りか】 空港の手荷物検査装置は、透過したエックス線の強さの違いから中身の像を作る装置 特性エックス線のエネルギーを分析するのは、蛍光エックス線分析装置の仕組みです。物質に一次エックス線を当てると、その物質に固有の特性エックス線(蛍光エックス線)が出ます。そのエネルギーを調べれば、どの元素が含まれているかが分かります。手荷物検査とは別のものです。 【正しい三つ】 A ラジオグラフィ(透過撮影法)
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  被検査物体にエックス線を当て、透過線の強さの違いから   内部の構造を調べる C 後方散乱を利用する検査   フィルムや検出器を、物体の裏側ではなく   エックス線源と同じ側に置く D エックス線回折によるひずみの測定   結晶の格子間隔のずれを、回折の角度の変化から読む 【Cが成り立つわけ】 裏側に回り込めないほど大きい物や、片側からしか近づけない 構造物でも調べられる 橋やタンクのように、裏に回れない対象で使われます。 【エックス線を使う装置の整理】 透過撮影   透過した線の強さ → 内部の構造 後方散乱   跳ね返った線   → 片側だけで検査 蛍光分析   特性エックス線  → 含まれる元素 回折     回折の角度    → 結晶構造、ひずみ マイクロアナライザー 細く絞った線 → 微小部分の元素 この五つは、何を測って何が分かるかの対応で問われます。「特性エックス線」と来たら元素の種類、「回折」と来たら結晶の並び、と結びつけておきます。

出典:エックス線作業主任者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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