図Ⅰのように、鋼板に垂直に細い線束のエックス線を照射し、エックス線管の焦点から5mの位置で、透過したエックス線の1cm線…
エックス線の管理に関する知識 第9問
図Ⅰのように、鋼板に垂直に細い線束のエックス線を照射し、エックス線管の焦点から5mの位置で、透過したエックス線の1cm線量当量率を測定したところ、16mSv/hであった。次に図Ⅱのように、この線束を厚さ10mmの鋼板で遮蔽し、同じ位置で1cm線量当量率を測定したところ4mSv/hとなった。この位置における1cm線量当量率を0.5mSv/h以下とするために必要な遮蔽鋼板の最小の厚さは次のうちどれか。ただし、エックス線の実効エネルギーは変わらないものとする。また、散乱線の影響は無いものとする。
- (1)15 mm
- (2)20 mm
- (3)25 mm
- (4)30 mm
- (5)45 mm
正答 (3)
正答は (3)。25mmです。
まず、与えられた数字から半価層を割り出します。
【半価層を求める】
遮蔽なし 16mSv/h
厚さ10mmで 4mSv/h
16 → 4 は 4分の1 = 2分の1の2回分
10mm が半価層2つ分にあたるので、半価層は5mm
【必要な厚さを求める】
16mSv/h → 0.5mSv/h は 32分の1
2分の1を何回で32分の1になるか
2 4 8 16 32 … 5回
半価層5mm × 5回 = 25mm
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【2のべき乗で数える】
2分の1 4分の1 8分の1 16分の1 32分の1
1回 2回 3回 4回 5回
この設問は、16と4と0.5という数字がすべて2のべき乗できれいに割り切れるように作られています。対数を使う必要はありません。
【つまずきやすいところ】
10mm を半価層そのものだと思ってしまう
10mm で4分の1になっているので、半価層はその半分の5mmです。ここを取り違えると、半価層10mm × 5回 = 50mm となり、選択肢に無い値が出ます。
0.5mSv/h を、4mSv/h からの比で数えてしまう
出発点は遮蔽の無い16mSv/h です。4mSv/h から数えると8分の1で3回、15mm となって(1)を選んでしまいます。問われているのは「必要な遮蔽鋼板の最小の厚さ」なので、遮蔽なしの状態から数えます。
出典:エックス線作業主任者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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