下図のように、エックス線装置を用いて鋼板の透過写真撮影を行うとき、エックス線管の焦点から4mの距離のP点における写真撮影…

エックス線の管理に関する知識 第10問

下図のように、エックス線装置を用いて鋼板の透過写真撮影を行うとき、エックス線管の焦点から4mの距離のP点における写真撮影中の1cm線量当量率は0.4mSv/hである。露出時間が1枚につき120秒の写真を週300枚撮影するとき、エックス線管の焦点とP点を通る直線上で焦点からP点の方向にあるQ点が管理区域の境界線の外側にあるようにしたい。焦点からQ点までの距離として、最も短いものは(1)~(5)のうちどれか。ただし、3か月は13週とする。

エックス線作業主任者 2025年上半期(2025年10月公表) 第10問の写真
正答 (4)
正答は (4)。約26m です。 【P点での週あたりの線量を出す】 1枚の露出時間 120秒 × 週300枚 = 36,000秒                   = 10時間 P点(焦点から4m)の線量当量率 0.4mSv/h 週線量 = 0.4 × 10 = 4mSv/週 【3か月の線量に直す】 3か月 = 13週 4 × 13 = 52mSv 【管理区域の境界と比べる】 管理区域は3か月間につき1.3mSvを超えるおそれのある区域 52 ÷ 1.3 = 40倍
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→ Q点では、P点の40分の1の線量率にしたい 【距離を求める】 線量率 ∝ 1 ÷ 距離² 40分の1にするには、距離を√40 = 約6.32倍にする 4 × 6.32 = 約25.3m → これより遠ければよいので、選択肢では26m 【解く順序】 ① 週あたりの照射時間を出す(秒 → 時間) ② P点の週線量、さらに3か月の線量を出す ③ 1.3mSvと比べて、何分の1にすればよいかを出す ④ √(その倍率)を距離に掛ける 【3か月=13週】 問題文の断り書き 1年52週を4で割って13週です。この数字がないと、3か月の線量が出せません。 【1.3mSvという値】 管理区域の境界を定める値 年20mSvを4で割ると5mSvですが、管理区域はもっと厳しく、3か月1.3mSv(年約5mSv)で区切ります。 【√40の見当】 6² = 36、 7² = 49 → √40は6と7の間、6寄り → 約6.3 4 × 6.3 = 25.2m 25m強と分かれば、選択肢(3)22mでは足りず、(4)26mが最も短い適合値だと判断できます。 【「最も短いもの」を選ぶわけ】 遠いほど安全だが、作業場所が狭くなる 管理区域の境界は、必要最小限に設定します。

出典:エックス線作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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