放射線防護のための被ばく線量の算定に関する次のAからDの記述について、正しいものの全ての組合せは(1)〜(5)のうちどれ…

エックス線の測定に関する知識 第30問

放射線防護のための被ばく線量の算定に関する次のAからDの記述について、正しいものの全ての組合せは(1)〜(5)のうちどれか。A 外部被ばくによる実効線量は、法令に基づき放射線測定器を装着した各部位の1cm線量当量及び70μm線量当量を用いて算定する。B 妊娠中の女性の腹部表面の等価線量は、腹・大腿部における1cm線量当量により算定する。C 皮膚の等価線量は、エックス線については70μm線量当量により算定する。D 眼の水晶体の等価線量は、エックス線については1mm線量当量により算定する。

正答 (4)
正答は (4)。BとCが正しい記述です。 【正しい二つ】 B 妊娠中の女性の腹部表面の等価線量は、   腹・大腿部における1cm線量当量により算定する C 皮膚の等価線量は、エックス線については   70μm線量当量により算定する 【誤っている二つ】 A 外部被ばくによる実効線量は、1cm線量当量だけで   算定する。70μm線量当量は使わない D 眼の水晶体の等価線量は、1cm線量当量、3mm線量   当量又は70μm線量当量のうち適切なものにより算定   する。1mm線量当量という量は存在しない
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【三つの線量当量の使い分け】 1cm線量当量  体の深いところの被ばくを表す          → 実効線量、妊娠中の女性の腹部表面の           等価線量 70μm線量当量 皮膚のすぐ下の被ばくを表す          → 皮膚の等価線量 3mm線量当量  眼の水晶体の深さの被ばくを表す          → 眼の水晶体の等価線量は、1cm・3mm・           70μmのうち適切なもので算定する 深さの数字が、そのまま体のどこを見ているかを表しています。皮膚は表面なので70マイクロメートル、体の内部の臓器は1センチメートルです。 【Dの見抜き方】 1mm線量当量という量は無い 3mm線量当量はありますが、1mm線量当量はありません。数字を変えるだけで誤りにできるので、この形はよく使われます。眼の水晶体については、1cm線量当量、3mm線量当量又は70μm線量当量のうち適切なものを用いる、と押さえておきます(電離則第8条第2項)。 【Aの見抜き方】 実効線量は体全体の被ばくを一つの数にまとめたもの 体の表面だけを見る70μm線量当量は、全身の被ばくを表す量にはなりません。実効線量に70μm線量当量が出てきたら誤りです。

出典:エックス線作業主任者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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