あるサーベイメータを用いて、時定数を2秒に設定し、エックス線を測定したところ、指示値は100(cps)を示した。…
エックス線の測定に関する知識 第29問
あるサーベイメータを用いて、時定数を2秒に設定し、エックス線を測定したところ、指示値は100(cps)を示した。このとき、計数率の相対標準偏差に最も近い値は(1)~(5)のうちどれか。ただし、積分回路の時定数T秒のサーベイメータを用いて線量を測定し、計数率n(cps)を得たとき、計数率の標準偏差σ(cps)は次式で示される。
- (1)1%
- (2)2%
- (3)3%
- (4)5%
- (5)10%
正答 (4)
正答は (4)。5% です。
【与えられた式】
σ = √( n ÷ 2T )
n 計数率(cps) T 時定数(秒)
【あてはめる】
n = 100cps、 T = 2秒
σ = √( 100 ÷ 4 ) = √25 = 5cps
【相対標準偏差を求める】
相対標準偏差 = σ ÷ n
5 ÷ 100 = 0.05 = 5%
【解く順序】
① 式に n と T を入れて、標準偏差σを出す
② σを計数率nで割る
③ 百分率に直す
【相対標準偏差の意味】
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ばらつきが、測定値の何%にあたるか
σそのもの(5cps)は「ばらつきの大きさ」ですが、それが大きいか小さいかは、もとの値と比べてはじめて分かります。計数率が100cpsなら5%、5cpsなら100%です。
【時定数と計数率の効き方】
σ = √( n ÷ 2T )
相対標準偏差 = σ ÷ n = 1 ÷ √(2nT)
→ nTの積で決まる
計数率が高いほど、時定数が長いほど、ばらつきは小さい
どちらも√の中にあるので、4倍にして初めて半分になります。
【時定数の使い分け】
長くする → 指示が安定する(ばらつきが小さい)
しかし、応答が遅くなる
短くする → 応答が速い
しかし、指示が揺れる
→ 低い線量率をていねいに測るときは長く
→ 線源を探して動き回るときは短く
この問題では計数率が100cpsと高いので、時定数が2秒と短くても5%に収まっています。計数率が低ければ、同じ時定数ではもっと揺れます。
【指示が安定するまでの時間】
時定数の3倍程度を待つ
時定数2秒なら、6秒ほど待ってから読みます。
出典:エックス線作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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